10月27日から読書週間が始まりました
当館でも期間中の10月28日から11月9日まで、信州須坂図書館まつり2017と題し、イベントや館内展示を盛り盛り企画&開催中です
さっそく10月29日日曜日には、当館でも大人気の文学講座『大人が楽しむ国語教科書』から、特別に要望の多かった古典を取り上げた『大人が楽しむ国語教科書 古典編』を開催いたしました!
演題は「「奥の細道」の旅 そして「上信日記」の旅」。
講師はもちろん田子修一先生です。
前半ではおなじみ『奥の細道』から「日光」の段を取り上げ、同行した曽良の『旅日記』と照らし合わせながら旅の様子や作品を読み解きます。
するとそこから見えてきたのは…!皆さん『奥の細道』の読み方が変わったのではないでしょうか?
後半に取り上げたのは『上信日記』。『奥の細道』ほど有名ではなく、ご存じない方も多く見受けられましたが、作者の清水浜臣は、江戸の国学者で芭蕉同様旅をした文学者です。実は著述も多く各地に門弟もたくさんいたそう。『上信日記』は浜臣が上州・信州の門弟を訪れた旅日記で、須坂にも滞在しその様子を詳しく書いています。滞在先の仁礼村の国学者・羽生田修平と交わした議論や仁礼村の様子など、先生のわかりやすく楽しい話術も相まって皆さんぐいぐい惹きこまれていらっしゃいました
あっという間の2時間でまだまだ続きが気になるいいところまでで終わってしまいすみません。アンケートでも次回開催をご希望の声が多数ですのでまた続編を開催できるよう頑張ります
台風の接近による悪天候でしたが、ものともせずご参加くださった皆さんありがとうございました
そして、超多忙の中、楽しく興味深い講座をしてくださった田子先生、ありがとうございました!