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投稿の詳細: 友達から誘われても断れますか?~若者に広がる「マルチ商法」に注意!!~

2021/01/19

友達から誘われても断れますか?~若者に広がる「マルチ商法」に注意!!~

Permalink 14:30:00, カテゴリ: くらしの知恵  

こんにちは:D  おおちゃんです!:D
日々の消費生活に関するトラブル回避情報をお伝えしています。

:roll:「簡単にお金を稼げるようになる」「友達を紹介すれば紹介料が入る」などと勧誘され、商品やサービスを契約して販売組織に加入した上で、次は自分が友人等を勧誘してあらたに加入させると紹介料やマージン等の利益を得ることができると誘引していく行為を「マルチ商法」といいます。投資や暗号資産(仮想通貨)、教材や化粧品、健康食品などの購入を勧誘され契約したものの、取引の仕組みについてきちんと説明を受けないまま契約をしてしまい、勧誘時の成功話と違うと事業者に解約や返金を求めても交渉が難しく、また、購入した商品を販売する側に回ると、友達や信頼をなくすことにつながります。

88| ~ 事例 ~ 88|
中学時代の友人からいい話があるから会わないかという電話があり、レストランで会った。別の勧誘者も出席し、「海外の不動産に投資をすれば暗号資産(仮想通貨)で配当があるので、消費者金融で借金をしても埋め合わせができる。投資者を紹介すれば紹介料を受け取ることができる。借金の返済は簡単だ」と説明を受けた。学生だと借金できないので結婚式の費用として借りるように指示され、消費者金融4社から総額約130万円を借金して、代金を友人に手渡した。しかし、契約書面や領収書は受け取っておらず、セミナーにも参加したが投資の仕組みの説明は全くなかった。友人に解約の連絡をしたところ、半額しか返金できないと言われた。 (20代 男性) 【出典:国民生活センター】

:'( ~ 相談事例からみる問題点 ~ :'(
1. SNSを通じて友人・知人からの誘い
2. 人を紹介すれば報酬を得られることばかり強調されるが、儲け話の実態はよく分からない
3. 友人・知人から勧誘されると断りにくい。借金をしてまで契約するケースも
4. 解約や返金を求めようとしても連絡先が不明確で交渉が困難

:) ~ アドバイス ~ :)
1. 実態や仕組みが分からない「マルチ商法」は契約しない!
2. 友達や知り合いから勧誘されても、きっぱりと断りましょう! ☞「やらないよ」「自分には必要がない」「NO!」
3. 安易にクレジットカードでの高額決済や借金をしないようにしましょう!
4. 不安に思った場合やトラブルになった場合は須坂市消費生活センター(☎026-213-7188)へ相談してください。

:. 最後に・・・ :.
本当に儲かるのはごく一部の人だけで、借金を抱えたり、友人を勧誘したために人間関係が悪化するなどのトラブルにもつながります。「会員になって」「紹介すれば」といった言葉が出たら、マルチ商法の可能性が高いので気をつけましょう。親しい人からの誘いは断りにくいかもしませんが、きっぱりと意思表示をすることが大切です。世の中に簡単にもうかる話などありません!!