「スタジオで撮った台紙入の2枚の写真が、くっついてはがれません。何とかなりませんか?」というお客様がいらっしゃいました。
台紙のデザインから言ってずいぶん前のものと思われました。
湿気、酸、その他保管状態等、原因はわかりませんが、写真同士がくっついてのり付けされたようになり、無理に開こうとすると写真が破れそうです。
まず外側の台紙部分をはずし、くっついた写真をぬるま湯に浸けます。
ここからは写真の様子を見ながらゆっくり時間をかけてはがしていきます。
震災で傷んだ写真の修復もしていますが、共通して言えることは、ぬれた写真は非常にデリケートである、ということです。
扱いは慎重、かつ丁寧に!!
原因は何であれ、元の姿に戻すことが一番です。
何度も様子を見ながら、そして写真が分離したら乾燥します。
この写真は、表面が傷んでいると思われるので、表面に薄いUVラミネート加工をしお返ししたいと思います。これで表面がぬれても大丈夫!!
*浸水、乾燥等の処理方は写真の種類、面質、状態等で変わります。
お天気が心配でしたが、卒業アルバム用の撮影、今日の分は無事終了。
卒アルはA4サイズや30㎝角のタイプが多いのですが、見開きいっぱいに学年全体の写真が入ります。
みんなの顔が重ならないように気を付けます。
フレーム内にみんなを収めるのが大変だけど、結構盛り上がる撮影です
写真は以前とったものです
学校の参観日に展示する写真の整理をしました。
デジカメが主流になってきたので、先生方のとる写真も半端ない枚数です。
今日整理した学校様 いい笑顔がいっぱい!!
子どもたちの笑顔って、ホントスバラシイ!元気をいただきました!
webセレクトシステム「見れるんですハイ!」
をご利用いただいたので、参観日に来れなかったおうちの方、お父さんやおじいちゃん、おばあちゃんも時間を気にせず、お家にいながら写真を楽しんでいただけると思います
学校に展示した写真をお家でもご覧いただける
「見れるんですハイ!」の体験版 はこちらから
写真の複製の支援を唱えてから数か月がたちました。
被災された方や、ご家族、現地メディア、役所の方などから、電話、手紙、メールなど、内容は様々ですが連絡をいただいております。
今日は石巻の方から写真とお手紙が届きました。
ご両親を亡くされ残った写真で遺影を作ってほしいとの内容です。
TV報道等で震災の爪痕を見ない日はないですが、被災された方のお話をお聞きして、傷んだ写真見ると、胸が締めつけられる思いです。
写真の中には普通の生活があり、家族の笑顔があり、それが一瞬にして消えてしまうという怖さです。
修復した写真が被災者の方のお力になれば幸いです。
小さなことですが、できることを続けていきたいと思います。
希望新聞(毎日新聞)をご存知ですか
1995年の阪神大震災の際、誕生したのが「被災者に希望を」と生活サポート情報などを掲載した毎日新聞の特別紙面「希望新聞」です。
被災者向けと被災地内外をつなぐさまざまな情報が載せられ、今回の東日本大震災でも「希望新聞」が復活しました。
私どもの取り組みも4月7日号「写真の修復」という欄で掲載していただきました。
情報発信をしてから、少しづつ繋がりができ、支援という形になってきました。
これからも写真を通して被災者の皆さんの心の復興をお手伝いさせていただきたいと思っております。
希望新聞には同じように写真で支援したいという学生さんなどの記事もあり、
同じ思いの人がいるということは、心強いです。
できることを、できる人が、実行する!!
時間はかかってもガンバロウ日本!!
須坂市にある写真スタジオです
■お宮参り
■七五三
■成人式
■家族
■学校写真
■出張撮影
■音楽CD(録音~製作)
証明写真スタジオ
【HPはこちらから】
TEL 026-245-0014
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