信州須坂移住支援チーム

「須坂市に住んでよかった」 「須坂市に住んでみたい」と思える魅力的なまちを目指しています。

カテゴリ: エッセイ

2018/08/06

移住支援エッセイvol.5「蚊が消えた夏」

Permalink 13:07:31, カテゴリ: エッセイ  

8月に入り本格的な夏を迎える頃と言いたいところだが、既に7月の梅雨明け以降は記録的な猛暑が続いている。
気象庁の発表通り7月は豪雨と猛暑の異常気象のひと月だった。
暑い夏といえば何を連想するだろうか。かき氷?怪談話?いや私は夜中に出没する蚊だ。
耳元で「プーン」というあの音は夜中に聞いたらもう眠れない。
でもちょっと待って、今年はまだ蚊の姿を見ていないし刺されてもいない。
なんでも蚊は気温35度の暑さだと活動を停止してしまうそう。
私にしてみたらなんとも良いニュース。
暑さで蚊もぐったりしているのだろうか。
日中は猛暑でも須坂の朝は涼しい。
危険な暑さは社会問題だが、このまま蚊に遭遇しない目覚めの良い朝が続いてほしい。
(須坂市移住・定住アドバイザー 豊田貴子)

2018/07/19

移住支援エッセイvol.4「今に集中する」

Permalink 13:53:47, カテゴリ: エッセイ  

最近読んだ本に「人は何かを決断し飛び込めば、その環境の中でどうにかやっていくものなのだ。人は必ず何とかしようとする、それが人間という生き物なのだ」とあった。
なるほど、振り返ると私にも思い当たる。
たぶん誰もが何かしら経験していることではないだろうか。
須坂市内には人生の道標を板書しているお堂がある。
以前見た言葉で「幸せな人は過去や未来のことをあまり考えず、現在の行為に熱中し一生懸命です」というのが心に残っている。
どちらの言葉も本人が主体的であることが大事なんだと言われているように思える。
でもやっぱり人間だから揺れることがたくさんある。
そういう時私は「今に集中しよう」と言い聞かせている。
そうすれば何とか前に進めるはずだから。

(須坂市移住・定住アドバイザー 豊田貴子)

2018/06/20

移住支援エッセイvol.3 「聞く」を「聴く」へ

Permalink 17:54:12, カテゴリ: エッセイ  

私は「きく(聞く、聴く)」という言葉と長くお付き合いしている。
3歳の頃からずっとピアノを学んでおり、恩師から常々「自分が鳴らした一音をよく聴きなさい」という指導を受けているからだ。
耳を使って「聞く」という動作は一見当たり前のようだが、ここでいう「聴く」は「心で聴く、意識を持って聴く」という意味である。
現在、移住希望者の相談業務を担当している私は「聴く」ことを何よりも心掛けるようにしている。
移住を希望する人たちは、きっかけや理由など背景が必ずあるため、相談に耳を傾け理解することが支援のスタートだと思っている。
今更だがピアノの響きと移住希望者の声が「聴く」という文字で繋がることに気付いた。
この気付きは私の大切な音楽が与えてくれたもの。
今週はピアノのレッスンが控えている。
ピアノの音もじっくり味わえる気がしてわくわくしてきた。
早く先生にこの気付きを伝えたい。
音色をよく聴いてピアノを練習しよう。
そして移住希望者の相談を心から聴こう。

(須坂市移住・定住アドバイザー 豊田貴子)

2018/06/12

移住支援エッセイvol.2「移住希望者の思いに触れた日」

Permalink 18:09:13, カテゴリ: エッセイ  

先日、大阪で長野県主催の「楽園信州移住セミナー」が開催され須坂市も参加した。
会場は隅々まで椅子が並ぶほど盛況だった。
来場者は20代から30代の若い世代が目立った。

セミナー中、会場の後ろから全体を眺めると来場者の反応がよくわかる。
夫婦だろうか、隣同士で目を合わせてうなずく姿も見えた。
須坂市の発表中、移住先での仕事の情報に変わったとたん会場の様子が変わった。
じっと聞き入る来場者の頭が止まる。
「これが求めている情報なんだな」
会場の空気を一番に感じる瞬間だった。

会場に集まるのは意欲を持って前向きに自分の人生を作りだそうとしている人たち。
そういえば、不安には「前向きの不安」と「後ろ向きの不安」があると本で読んだことがある。
きっと移住希望者は「前向きの不安」でいっぱいなのだろう。
だが、その不安は安心では消せないそうだ。
何が不安を消せるのか・・・
それは「希望」だということに心が動いたのを思い出した。

移住希望者が少しでも夢に近づけるよう充実した情報を提供していかなければと宿題を持ち帰った。

(須坂市移住・定住アドバイザー 豊田貴子)

2018/05/28

移住支援エッセイvol.1「東京を歩いて見えたもの」

Permalink 17:45:29, カテゴリ: エッセイ  

移住相談会のため北陸新幹線と山手線を乗り継ぎ会場のある東京銀座に向かった。
いつものことだが東京駅で降りてまず目に飛び込んでくるのは人、人、人。
ホームの階段を下る人の姿も肩より下は見えない。
交差点には人があふれ、信号機が青に変わると一斉に人のかたまりが動く。
肩や荷物が人に当たらないか、そればかり考えて歩く私。

夕方、相談会も終わり外に出ると歩く人は朝より更に増えている。
肩や荷物が人に当たらないように神経を使いながら必死に東京駅を目指す。
夕闇の中を新幹線が発車してふと気が付く「あれ?今日の東京の空は何色だったかな?」
須坂で山や空の「色ある景色」を毎日見ているせいかとても気になった。

走り出す新幹線の窓の外に広がるのは高層ビルの灯り。キラキラ光ってとてもきれい。
それでも遠くに広がる「色ある景色」を眺めたいと思う自分がいた。

(須坂市移住・定住アドバイザー 豊田貴子)