信州須坂移住支援チーム

「須坂市に住んでよかった」 「須坂市に住んでみたい」と思える魅力的なまちを目指しています。

カテゴリ: よもやまばなし

2018/07/05

移住支援よもやまばなし「眉間にしわを寄せる相談者」

Permalink 17:04:08, カテゴリ: よもやまばなし  

先日、名古屋での移住相談会で30代夫婦の相談に応じた。奥様の実家がある北信地域への移住を希望し、その中でも雪が少なく便利そうだという理由で須坂のブースへやってきた。アウトドアが好きで田舎暮らしに希望を膨らませている感じが二人から伝わってきた。移住を検討しはじめたばかりのご夫婦に私も笑顔で須坂を紹介し、IT系の企業へ勤めるご主人の転職先や住居についてもお話しをさせていただいた。
移住を漠然と考え始めた移住希望者と相談していて感じる変化として、最初は自然豊かな信州への憧れでニコニコしている移住希望者の表情が、より具体的な相談になるにつれだんだんと無表情になり最後は眉間に皺を寄せ無口になる。家はあるのか、仕事はあるのか、給料はどれくらいか、子どもの学校の手続きは…次から次へと現れるハードルに多くの移住希望者は途中で飛ぶのを止めてしまう。
これまで300組以上の移住希望者と相談してきた。その中で私が感じる一番高いハードルは仕事だ。「地方も求人はたくさんありますよ。ハローワークで探してください」とこれまでは答えてきた。おそらく多くの市町村でも同様だろう。しかしながら都会で仕事をしている移住希望者がハローワークで仕事を探し、面接し、住居を探し、これまでの仕事を辞め住居を処分し、移住をしてくることはとてつもない時間と労力を要する。求人企業にとっても直ぐに働くことができない移住者よりも地元の求職者を優先してしまう。都会のサラリーマンが地方のサラリーマンになることはとてつもなくハードルが高いのだ。
須坂市では移住に積極的に協力をしてくれる求人企業を移住・定住アドバイザーが1件1件開拓し、移住希望者と求人企業を繋げる「移住支援信州須坂モデル」を平成29年度からスタートした。移住希望者には具体的な求人や住環境の情報を一括提供し、求人企業には移住希望者が移住するまでの時間の壁を考慮してもらうことで、移住希望者の不安を解消しストレスフリーでスピーディーに移住へとつなげる仕組みだ。移住者受入協力求人企業は現在20社以上になった。昨年東京から移住したKさんは、7月に移住者受入協力求人企業に採用が決定し9月に移住、10月から仕事をスタートさせている。
今週末は東京で開催される長野県の移住相談会に参加する。いくつものハードルを乗り越えてきた移住希望者との相談は楽しい反面真剣勝負だ。眉間に皺を寄せた相談者が笑顔になれるように相談会に向けてしっかり準備をすすめたい。

(信州須坂移住支援チーム 加藤 広明)

2018/06/05

移住支援よもやまばなし

Permalink 18:17:29, カテゴリ: よもやまばなし  

長野県アンテナショップの銀座NAGANOで須坂市個別相談会を毎月開催している。
完全予約制で1組1時間半をかけて相談に応じる。須坂市が提供している移住者協力求人企業に対する相談が最近増えてきた。昨年から移住者の受け入れに協力してくれる企業を移住・定住アドバイザーが1件1件掘り起し、移住希望者に対し住居や生活環境もセットで紹介。現在、移住者協力求人企業は20社を超えた。

昨年8月に大阪から1組、10月に東京から1組、今年の2月に東京から1組が移住者協力求人企業に就職が決まり移住してきた。今月も1組が企業との面談を予定しており、移住希望者と地元求人企業をマッチングし、住居と生活環境をセットで案内する「移住支援信州須坂モデル」に手応えを感じ始めている。

「移住支援信州須坂モデル」は、移住希望者に仕事も住居も生活環境もパッケージで紹介できればストレスフリーでスピーディーに移住に繋げられるのではないかという仮説からスタートした。これまでは、移住希望者から寄せられる仕事の相談に対し「地方も求人はたくさんありますよ。ハローワークで探してください」と答えてきた。しかしながら都会で仕事をしている移住希望者が、ハローワークで仕事を探し、面接をし、住居も探し、移住をしてくることはとてつもない労力を要する。起業でもなく就農でもない、都会のサラリーマンが地方のサラリーマンになることは実はとてもハードルが高いのだ。

今週末、県主催の大阪で開催される移住セミナーに参加する。昨年このセミナーに参加したIさんが「移住支援信州須坂モデル」で須坂市へ移住してきた。先日の移住者交流会では、自然の中で暮らす喜びや新しい職場での悩みなどを話してくれた。通勤時間や残業時間は減ったようだが、職場での悩みは都会でも地方でもあまり変わらないようだ。

(信州須坂移住支援チーム 加藤広明)

2018/05/25

移住支援よもやまばなしvol.22「夫婦の温度差」

Permalink 13:59:44, カテゴリ: よもやまばなし  

東京や大阪、名古屋の移住相談会に参加していて感じる夫婦の温度差。移住したいご主人に対し、なんとなく相談会についてきただけの奥様。具体的な相談になるにつれてご主人のテンションが上がり、同時に奥様のテンションが下がってくるのが見ていて良くわかる。
先日、須坂市へ移住してきた方を対象に移住者交流会を開催した。家族4人で須坂へ移住をしてきた奥様と話をした。ご主人が、移住先も仕事も全部決めた後で家族に相談があり、あれよあれよという間に移住をしてきたとこのと。中学生のお子さんは移住に反発もあったというが、今では元気に学校に通っているそうで安心した。
奥様は地域の古い習慣やゴミ袋の値段が高いなど、都会と比べ地方での暮らしに少なからず不満を感じているようだった。反面ご主人は毎日元気に仕事へ行き、週末は新潟の海までドライブに行くなど地方での暮らしを楽しんでいる。
半分入っているコップの水も「半分しか入っていない」と感じるのか「半分も入っている」と感じるのか、同じ須坂の風景も奥様とご主人とでは感じ方がだいぶ違うのだろう。
明日も東京で須坂市移住個別相談会だ。夫婦で同じ風景が見えるように信州須坂移住支援チームがその温度差を無くしていきたいと思う。
(信州須坂移住支援チーム 加藤広明)

2018/05/22

移住支援よもやまばなしvol.21「二代目が協力隊として活動することの意義」

Permalink 16:54:51, カテゴリ: よもやまばなし  

須坂市では平成30年4月から新たに峰の原高原に地域おこし協力隊を配置。隊員はペンションオーナーの二代目だ。
信州須坂移住支援チームでは平成26年度から峰の原高原のみなさんと連携し交流人口の拡大や空きペンションの活用など持続可能なペンション村づくりに向け事業を展開してきた。
大きな課題の一つがペンションオーナーの高齢化だ。それに伴い空きペンションの増加による影響が少しずつこの地域に及ぼしてきている。
これまで峰の原高原のみなさんと進めてきた事業の先に、新たに都会に出て行ったペンションオーナーの二代目を須坂市地域おこし協力隊として峰の原高原に呼び戻したらどうかという提案の中で、新たな仕組みづくりに向けて検討をはじめることにした。
峰の原高原出身の二代目が地域おこし協力隊として活動することで①即戦力として峰の原高原の魅力を伝えることができる ②若いUターン者が増えることで地域の活性化につながる ③地元を離れた子どもたちの峰の原高原へ戻るきっかけになる ④任期終了後の定住率が高まり空きペンション増加の抑制につながる といったメリットが期待できる。
地域では戻ってきた若い二代目を温かく迎えているようだ。新しい地域おこし協力隊が二代目のメリットを最大限生かし活動すれば、きっと新たな動きが地域に起こってくるだろう。峰の原高原で生まれ育った「よそ者」「若者」「ばか者」が地域に新しい風を吹き込んでくれることを期待している。
(信州須坂移住支援チーム 加藤広明)

参考〈ブログ〉ただいま!峰の原高原Vol.1「遊歩道の整備!緋の滝に行こう!」

2018/05/21

移住支援よもやまばなしvol.20『ある日の移住体験ツアー』

Permalink 15:28:29, カテゴリ: よもやまばなし  

先日、東京で開催した須坂市移住個別相談会に参加したMさん家族(夫婦と2歳の息子)が移住体験ツアーに参加しました。
現在設計の仕事をしているご主人は、その経験を生かした転職先を探しており、今回の移住体験ツアーでは仕事探しのお手伝いや子育て環境の紹介、また先輩移住者との交流を体験してもらいました。

●移住支援チームが移住希望者の背中をそっと押します
移住希望者にとって移住先で仕事を探すことは本当に大変なことです。
須坂市では移住希望者の移住に積極的に協力をしてくれる求人企業を移住・定住アドバイザーが1件1件開拓し、移住希望者と求人企業を繋げる「移住支援信州須坂モデル」を昨年度からスタートしました。
移住希望者の不安を解消しストレスフリーでスピーディーに移住へとつなげる仕組みです。
移住者受入れ協力求人企業は現在21社。今回、その中からMさんが希望する事業所をご案内しました。
事前に履歴書等のやり取りもしていたため求人企業との面談はスムーズに進みました。
事業所の会長からは「大きな決断だからご両親にも相談したほうがいいよ」「履歴書にキズがつかないように仕事は慎重に選んだほうがいい」といったアドバイスをいただき、これらのことをクリアにしてから再度6月に面談をすることになりました。

●リアル須坂を体験しました
須坂市へ移住をしてきた皆さんに集まってもらい情報交換をする移住者交流会へも家族で参加してもらいました。
「野菜が新鮮で安いよ」とか「プロパンガスは高いから都市ガスがいいわよ」といった情報交換から、自分たちの両親にまだ移住する事を話していないというMさんの奥様からの相談に対し「親には移住してから話せばいいのよ。私や子どもたちなんて移住先や仕事が全部決まった後で主人から移住する事を聞かされたのよ」などお悩み相談まで先輩移住者の皆さんと交流しリアルな須坂を感じることができました。

●また会える日を楽しみに
移住は人生の大きな決断です。Mさん家族にとって今回の移住体験ツアーで何を感じ持ち帰ったのでしょうか。
再度6月に須坂へ来ることを約束し長野電鉄須坂駅の改札前で別れました。
別れ際、Mさん家族が希望に満ちた表情で帰って行ったのは私の気のせいでしょうか。

(信州須坂移住支援チーム 加藤広明)

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