信州須坂移住支援チーム

「須坂市に住んでよかった」 「須坂市に住んでみたい」と思える魅力的なまちを目指しています。

カテゴリ: 求人企業紹介

2021/05/20

【移住者受入れ協力求人企業紹介】伸商機工株式会社

Permalink 15:20:35, カテゴリ: インタビュー記事, 求人企業紹介  

伸商機工株式会社「目指すはやさしい縁の下の力持ち」
代表者名:宮川岳洋
従業員数:25名
創  業:1976年(昭和51年)
事業内容:精密板金、溶接加工仕上

須坂市内の風光明媚な塩野地区に立地する伸商機工。社屋のある塩野工業団地周辺は、美しい里山風景と米子川の流れる水の音が心地良い自然豊かな環境です。

「板金」は金属の板を加工して商品化され、生活の様々な場面で活躍しています。商品の一部分として組み込まれることも多く、パソコン用の半導体装置や新幹線ホームのフェンス、山頂を監視するためのGPSポールなど建設物の設備パーツとしても欠かせません。時にはオーダーメイドで注文を受け相談から製作をすることもあります。
2代目となり10年を迎えようとしている宮川岳洋社長に、会社に寄せる思いや社員の働き方、今後の展望について話を聞きました。

●亡き父が残したものづくりの種
「もともとは静岡県で生まれ育ちました。2歳の頃に祖父がいた須坂市に父親の仕事にあわせて家族で移住してきました。後に1976年(昭和51年)に父親が伸商機工株式会社を創業しました。子どもの頃、夏休みになると会社の仕事を手伝いに行って楽しく過ごしたことを思い出します。面白い従業員のおじさんたちがいて戦艦ヤマトを作ってくれたりしました。自分も早く板金の仕事をやってみたいと思うほど仕事場の印象は良かったです。子どもながらに、ものづくりの達成感みたいなものを味わいたかったのかもしれません。その思い出を残してくれた父親も2年前に他界しましたが、楽しかった当時の様子を今でもはっきり覚えています」宮川社長は懐かしいエピソードを笑顔で話してくれました。

●人との関わりから生まれるものづくり
宮川社長は地元須坂市の高校を卒業後、大学進学を機に東京で生活をしていました。
「当時は家業を継ぐつもりはなかったんです。若かった頃は父親と衝突することも多かったですね。ある時、父親が網膜剥離の診断を受けたことを知り、自分の人生の方向性が大きく変わりました。大学生活を終えた私は須坂市にUターンをし、市内の企業に4年間勤めました。家業を継ぐ準備をしながら2011年(平成23年)社長に就任しました。ちょうど東日本大震災があった年、忘れることはありません。経営するなかで先輩や同世代の社長仲間らとも知り合い、現在も共に刺激し合える良い関係づくりができています。人との関わりから、ものづくりのアイデアも浮かび、今では自社のキャンプ用品が須坂市のふるさと納税の返礼品に仲間入りをしました。このように地域貢献につながる商品開発の可能性や課題も見えてきました。父親から会社を引き継いで以降、悩みや壁にぶち当たることもありましたが「父ならこんな時どうやって乗り越えただろう」と亡き姿に思いを馳せることもあります。思い返せば父親は本当に偉大な存在でした」


オーダーメイドの製品から「牛乳什器」


キャンプ用品「もえ太郎」(須坂温泉山の神キャンプ場にて)

●若者が魅力を感じる職場
現在は18歳から70歳代までの社員が勤務しています。残業も少なく、有給も取得できているそうです。基本、毎週土・日曜日が休みで会社カレンダーによっては土曜日が出勤日になることもあります。伸商機工では、未来を担う子どもたちに須坂市の産業やものづくりの楽しさを体験してもらう地域のイベントに参加したり、地元の中学生や高校生の就業体験なども積極的に受け入れています。社員の中には当時、就業体験をした卒業生もいるそうです。学生時代から育っている姿を見ることができてうれしいと宮川社長は話します。就業体験をした社員は当時の印象について「体験をした時は、社員同士でやりとりしながら仕事ができるのが楽しかったです。社長と触れ合えるくらいの会社の規模感や雰囲気が良かった」と体験を通して入社を希望したことを話してくれました。他にもバイクが趣味だと話す社員は「自分のバイクの一部分も板金で作ったりしています。身近なものが板金で作れると知った時は大きな喜びがありました。可能性が広がる仕事です」
皆さんの言葉から伝わってきたのは、板金の確かな可能性を感じながら働いているということでした。

●社員とともに伸びていきたい
伸商機工では「やさしさあふれる会社になろう!!」を経営理念として掲げています。ちょうど10年前の社長就任とともに作ったそうです。
・「おかげ様」お取引様に対してだけでなく社内においても互いに感謝の心を持ち「おかげ様」の精神で!
・「縁の下の力持ち」目立たないことでも相手のために精一杯働く!
・「ずく出せ伸商」嫌なことがあっても逃げ出さず、やる気を持って明るく前向きに!
「この経営理念を作ることを私から父親に提案しました。社内をまとめるためにも必要だと思い、目指す働き方を社員と共有したかったんです。でも当時は父親とやっぱりケンカしながらもめましたけどね」と宮川社長は今だから話せるエピソードを笑って話してくれました。

社員の中には厚生労働省が推進している「ものづくりマイスター制度」で認定された社員もいます。技術を磨くため技能検定などの資格取得に向けた助成金も会社でサポートしています。また始業前のラジオ体操など健康経営に取り組む企業としても認定されています。

「伸商機工で大切にしているのは皆で一つのものを完成させるためのチームプレーです。野球型ではなく、自由に動いてバックアップできるサッカー型だと思っています。そして、「縁の下の力持ち」たとえ目立たないことでも相手を思って精一杯働くこと。人に寄り添い手助けできる気持を共有できる会社にしたいです」宮川社長は今後の展望を話してくれました。
きっと前社長も今頃「こんな時はどうしたらいい?」と困った問いにも喜んで答えてくれているかもしれません。
チームプレーで完成していくものづくり。あなたも様々な可能性を生み出す板金の仕事で自分の魅力を生み出してみませんか。

◆採用情報と応募について
伸商機工は精密板金工場としてお客様の理想を形にしています。データによる加工からオーダーメイドによる加工技術まで積極的な最新機械の導入により制作しています。ものづくりが好きな方、やる気のある方は大歓迎!お気軽にお問い合わせください。

伸商機工株式会社
〒382-0024
長野県須坂市大字塩野1119−3−3
電 話 026-246-8899
FAX 026-246-2535
http://sinsyo-kk.co.jp/

★その他の移住者受け入れ協力求人企業の記事はこちら
https://www.city.suzaka.nagano.jp/kurasuzaka/info.php?id=248

(須坂市移住・定住アドバイザー 豊田貴子)

2019/11/20

【移住者受入れ協力求人企業紹介】楠わいなりー株式会社

Permalink 08:35:00, カテゴリ: インタビュー記事, 求人企業紹介  

楠わいなりー「人々を幸せにするワイン造りを」
代表者名:楠 茂幸
従業員数:4名
創  業:2010年(平成22年)、ワイナリー開設は2011年11月
事業内容:ブドウ栽培と自社栽培ブドウを用いたワイン造り及び販売

楠わいなりーは須坂市仁礼地区の一角に位置し、温かい木目の壁と色鮮やかな紫の看板が印象的な建物です。須坂市唯一のワイナリーで、季節によって里山の新緑や紅葉が身近に味わえる場所にあります。
須坂市出身の醸造家として、またブドウ栽培家として楠わいなりーの代表を務める楠 茂幸社長は現在61歳。ワイナリーを起業するまでの経過や社員の働き方について話を聞きました。

●理系出身からワイン醸造家の道へ
楠社長は1958年生まれ。元々実家は農家というわけではありませんでしたが、生まれ育った須坂市の自然豊かな環境が現在のワイン造りの原点にもなっているようです。
「幼い頃から果樹畑に囲まれた環境で育ったこともあり、ゆくゆくは自然が多くある地元の須坂市で暮らすことを考えていました。少年時代の日本は高度経済成長期の真っ只中。時代の影響もあってテクノロジーに関わりたいと思う気持ちが芽生え、須坂高校を卒業後し東北大学工学部へ進学しました。若い頃は未だ見ぬ世界への憧れから、海外にも目を向けていました。大学卒業後は東京の貿易会社と航空機リース会社に勤務し、シンガポールに10年間駐在した経験もあります。42歳の時、20年間のサラリーマン生活を終え、病気で倒れた父の看病に専念するため、ふるさと須坂に戻りました」
父親が亡くなった後、楠社長はワイン醸造学とブドウ栽培学を学ぶためにオーストラリアの大学に留学しワイン造りへの第一歩を踏み出しました。

●2020年で10年目を迎えます
楠社長は2004年から故郷の須坂市で新規就農し、ワインぶどうの栽培を手掛けることになりました。最初は畑もないところからの出発だったそうです。努力の積み重ねにより、2010年(52歳)に楠わいなりー株式会社を設立、翌年ワイナリーを開設しました。ブドウ畑も徐々に規模を広げながら栽培と醸造を行い、現在は数々の賞を受賞するワイナリーへと成長を遂げています。
「農業とは無縁の中で育ちましたが、もともとワインは好きで興味がありましたし自分がやりたかったことでした。ワイン造りはサイエンスに基づく芸術だと言いますが、自分が大学時代に学んだことと通じるものがあると思います。来年(2020年)は会社設立から10年の節目を迎えます。現在はワインの他りんご栽培も手掛けシードル造りも行っています。今後も高品質で人々に喜ばれるワインやシードル造りを目指していきます」


ブドウ畑

工場内の様子


ショップ内

●社員の働き方と求める人材
「楠わいなりーのショップ定休日は水曜日と木曜日ですが、社員は畑の作業等で出勤します。春以降から10月頃までが特に忙しい時期になります。フランス種のブドウは病気になりやすいため、心を配りながら栽培を行っています」
「求める人材は、ワインが好きな方またブドウの栽培に携わりワインの勉強をしたいという方がいいですね。何よりも熱意がある方でソムリエなどの資格や経験があれば尚良いです。ワイナリーでの仕事はブドウの栽培からワイン造り、販売までをトータルして行います」
楠わいなりーは年に4~5回、収穫会やマルシェなどのイベントを開催し多くのお客様で賑わいます。日頃も北は北海道、南は九州まで日本各地からワイナリーの情報を得たお客様がお店にいらっしゃるそうです。ワイン造りへの情熱に加え、接客が得意という方もこの仕事に向いているかもしれません。

●幸せを届けるワイン造り
楠わいなりーで造られたワインはこれまで数々の賞に輝いており、2016年に軽井沢で開催されたG7交通大臣会議の歓迎レセプションでは「シャルドネ2014樽熟成」が採用されました。楠社長のこれまでの熱意と努力によって日本のワイナリーから世界のワイナリーへと発展を遂げています。
また、東京や名古屋などのレストランが企画するイベントで楠わいなりーのワインをお客様に提供したいと声もかかるそうです。
店舗の一角には、地元の仁礼小学校の生徒たちが寄せた見学お礼メッセージが飾られていました。「大人になったらワインを飲んでみたいです」という子どもらしい可愛いコメントが多い中、「ワインは人を幸せにすることがわかりました」という感想には私も感動してしまいました。

楠わいなりーがある仁礼地区は見晴らしも良く、多くの自然に囲まれながら働ける最高のロケーションです。ブドウ栽培から醸造、販売までを行い、お客様と直接関わることでも大きなやりがいを得られるはずです。
人々に幸せを届けたい、人々に喜んでもらえるワイン造りに携わりたいという方は信州須坂移住支援チームまでどうぞご相談ください。

◆採用情報と応募について
楠わいなりーでは、自社でブドウの栽培からワイン造りと販売までを行っています。高品質のワイン造りを目標に、それを支えるブドウ作りを畑の拡大とともに挑戦し続けています。資格や経験のある方はもちろん、ワインへの熱意がある方を求めています。会社説明・見学会も随時受け付けていますのでお気軽にお問合せください。

<お問合せ先>
楠わいなりー株式会社
〒382-0033
長野県須坂市亀倉123-1
電 話 026-214-8568
FAX 026-214-8578
https://www.kusunoki-winery.com/

★Iターン移住で働く社員もいます
楠わいなりーに就業して約2年になる岩崎さんは、2018年2月に東京から須坂市へ転入され、念願の移住を果たしました。ワインソムリエの資格を活かして働いています。

・岩崎さんの移住体験談はこちらをご覧ください
https://blog.suzaka.jp/ijushien/2018/07/19/p35246

★その他の移住者受け入れ協力求人企業の記事はこちら
https://www.city.suzaka.nagano.jp/kurasuzaka/info.php?id=248

(須坂市移住・定住アドバイザー 豊田貴子)

2019/07/05

【移住者受入れ協力求人企業紹介】オリオンシステム株式会社

Permalink 13:41:52, カテゴリ: インタビュー記事, 求人企業紹介  

オリオンシステム「経験を活かして活躍できる仕事」
代表者名:山中義夫
従業員数:83名
創  業:昭和57年(平成28年社名変更)
事業内容:総合ソフトウェア開発、SIサポート業務、IT関連機器・各種パッケージソフトウェアの販売及び保守

須坂市には、精密空調機や冷却機などの産業機器や酪農機器を開発から製造・販売まで行っている須坂市最大企業のオリオン機械株式会社があります。
オリオングループは全部で29社あり、このうちソフトウェア開発やIT機器販売・SIサポート業務を展開しているのがオリオンシステム株式会社です。
1982年(昭和57年)に株式会社システムクリエイトとして設立し今年で38周年を迎えます。
2016年にオリオンシステム株式会社へ社名変更し、現在は大手メーカーをはじめとする企業のビジネスパートナーとして、オリオングループをITで支えている企業です。
2019年から社長に就任した山中義夫さんをはじめ総務部長の霜田さん、専務取締役の多賀さんに、オリオンシステムでの働き方について話を聞きました。

●設立から38年目を迎えます
オリオンシステム本社は須坂市の玄関口である須坂長野東インターチェンジ近くに立地しています。オリオングループをITで支え、システム開発からIT機器の提供、サポート、運用保守、インフラ構築までトータルで提供をしています。
今年(2019年)4月から社長を務めるのは、親会社のオリオン機械でこの3月まで総務部長を務めていた山中義夫氏(62歳)です。
オリオン機械在任中は、経理、経営企画、広報、社長秘書室を経験し、総務部長として、総務、人事、情報システムを統括するなど、管理部門の幅広い経験を経て社長に就任されました。2019年度の会社のスローガン「感動を呼ぶ仕事をしよう」は、社屋から望める感動的な美しい山々を背景に働くことができるオリオンシステムならではのスローガンかもしれません。

●オリオンシステムの働き方や社内の様子
現在のオリオンシステムの社員数は男性76人と女性7人の合計83人。女性の働き方にも理解をし、今後は増やしていきたいと山中社長は話します。
「年齢で言うと30代後半から40代が多いですね。逆に25~35歳の社員が少ないです。最年長では60歳の方がいます。再雇用で65歳まで働けます。北信地域の企業に対するIT機器販売やシステム開発請負のほか、親会社であるオリオン機械の基幹システムの開発を親会社とともに担当しており約10人が配置されています。他には30年来のお付き合いがある大手パートナー企業に30人が常駐しています。仕事の内容はフロントSE業務(システム提案、設計、構築等)、SIサポート業務(保守、リモート障害対応等)です。SIサポートの一環として24時間365日のサポートも対応しています。社員の居住地は、須坂市内のほか、20~30分で移動できる隣の長野市が多いですが、1時間ほどかかる飯山市からも通勤している社員もいます。若手社員はスキルを身に着けるため、東京・名古屋で勤務することもあります」

「今年は5人の新卒を採用しました。中途採用では昨年1人が入社しました。中途採用では現場での開発やSE業務の経験ある方であれば即戦力として活躍してもらえるのではないかと思います。オリオングループは社員を大切にする会社です。年間を通じて人材教育に力を入れており、節目には、グループ全体での経営理念研修も実施します」
「社内行事では、バーベキューやビアガーデンの親睦会や国内外への社員旅行、また須坂の夏を飾るカッタカタまつりの踊り連参加などがあります。研修行事とあわせて行いながら社内のコミュニケーションづくりを図っています」

●Uターン移住で働く社員
総務部長の霜田律子さんは須坂市出身。
東京で生活を送っていましたが、地元に戻った方が自分らしい人生を送れるかもしれないと考え、約10年の都会暮らしを終えUターンしました。
「東京では片道1時間半の通勤時間が当たり前でした。電車が次から次へと来るので時間を気にすることが薄れていました。都会は華やかですが殺伐とした感じでしたね」

専務取締役の多賀琢さんは隣接する長野市出身。昨年(2018年)7月に奥様と埼玉県からUターンしました。経験を活かしてオリオンシステムに転職し、ちょうど一年を迎えるところです。
「両親の世話も考え実家のある長野へ37年ぶりにUターンしました。とにかく長野は野菜など食べ物が美味しいです。ちょっと太ったかも。野菜は農産物直売所や行きつけのスーパーで購入します。長野に戻ってからは使える時間が増えました。自分で料理をする時間ができましたし、本を読む時間も増えました。」
「オリオンシステムは経営陣がきちんと社員に向き合う会社です。組織単位ではなく個人単位で社員の気持ちに寄り添う事を大事にします。都会の働き方のように能力を競うことより、チームで協調性を持ち「この仕事が楽しい」と言える社風に共感できる方が向いているのではないでしょうか。地道にキャリアを積めるような前向きな方に合う会社だと思います」

●希望する人材
山中社長は希望する人材について話してくれました。
「システムを作る仕事は経験値が大事なので年齢の固定をしていないです。少し前の時代のシステム言語が担当できる人は貴重ですね。年齢は関係なく、経験とノウハウを活かして即戦力となってくれる人を求めます」
まずは社員一人ひとりが幸福感を持って働けることが大事だと言います。オリオンシステムは、グループが掲げる「すべてはお客様のために」のスローガンのもと、お客様が満足できる製品づくりを目指しています。

見晴らしの良い応接室から見下ろすと赤い屋根の井上保育園と元気に遊ぶ園児たちの姿が。ビジネスパートナー企業がこのオリオンシステムを「リゾートオフィス」と言ったほど。見渡せば景色を遮るものはなく、広い空と美しい山々が心を和ませてくれます。
このリゾートオフィス「オリオンシステム」で経験豊富なあなたが即戦力となる姿を実現してみませんか。

◆採用情報と応募について
オリオンシステムは、システム開発からIT機器の提供、サポート、運用保守、インフラ構築までトータルで提供しています。また、企業に社員が常駐し24時間365日運用を保守するサポート業務も行っています。現在システムエンジニアやプログラマーを募集しています。経験のある方で前向きな方を歓迎します。会社説明および見学も随時受け付けていますのでお気軽にお問合せください。

<お問合せ先>
オリオンシステム株式会社
〒382-0047
長野県須坂市大字幸高279番地10
電 話 026-246-2998(代表)
FAX 026-248-0984
http://www.orionsystem.co.jp/index.html
担 当 : 霜田、森
E-mail: recruit@orionsystem.co.jp

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(須坂市移住・定住アドバイザー 豊田貴子)

2019/06/20

【移住者受入れ協力求人企業紹介】協和テクノ株式会社

Permalink 08:47:26, カテゴリ: インタビュー記事, 求人企業紹介  

協和テクノ「目指すは日本の農業を守る会社」
代表者名:飯川暁則
従業員数:8名
創  業:昭和44年(平成8年社名変更)
事業内容:鳥獣害防除器具の製造・販売、電気柵や獣害フェンスの販売・施工、防音ボックスの製作

近年、日本ではサルやシカ、イノシシなど野生動物による農作物への被害が問題になっています。
須坂市も山際に耕作放棄地や遊休農地が広がるため、そこを通って里へ出没するケースがあります。
農業者は経済的な損失とともに、働く意欲が減退するという悪影響にまで及んでいます。
この問題を解決するため、電気柵の設置など鳥獣害対策に関わり活躍しているのが協和テクノ株式会社です。
市街地からも近く、須坂市を代表する里山「臥竜山」を目の前に眺める場所にあります。
飯川暁則社長に協和テクノの取り組みや希望する人材について話を聞きました。

●都会暮らしからUターンで家業へ
協和テクノは昭和44年(1969年)に創業し、今年(2019年)でちょうど50周年を迎えます。
2代目の飯川暁則社長は現在47歳。市内の若手経営者の勉強会にも積極的に参加しながら学び続ける社長です。 

「須坂市で生まれて高校まで過ごしましたが、卒業後は東京の専門学校へ進学し、以降ずっと都会で暮らしていました。須坂に戻った方がいいのかなと考えることもありましたが、離れて暮らしていた父親から「得意なパソコンを使ってホームページを作成してくれないか」と言われ、自分が会社に必要とされていることに気付き、29歳の時にUターンをしました」

●鳥獣対策のものづくりに携わるまで
「協和テクノの前身となる協和電工長野株式会社は、電子部品の下請け会社として父親が始めました。時代とともに景気が悪化し、中国経済の影響を受けるようになった頃、農業関係者から「畑から聞こえる獣対策用のガス爆音機がうるさいので何とかならないか」という相談を受けました。ここから鳥獣対策の研究が始まり、ガスの爆音に代わる機械を作ることになりました。鳥獣対策が始まった頃に父親が他界し、代替わりによって自分が社長になりました」

<自社製品から>サル・イノシシ・クマなど専用の撃退器

鳥獣害対策への取り組みが始まったところでの代替わりは、大変であったと同時に学びの多い時期だったと飯川社長は話してくれました。
「下請け仕事が激減し、鳥獣害製品もまだ立ち上げ段階だったこともあり、とにかく仕事がなくて見つけることに必死でした。まずは農業者が希望する鳥獣対策機器の製造に一生懸命取り組み、農家さん向けのホームセンターへ出向いて実演販売もしました。外に出て現場をまわったことで営業力を学ばせてもらったと思います。そんな中、防音ボックスの会社社長との出会いから、防音ボックスの製造も手掛けることになりました。鳥獣害対策の業務も徐々に北海道や沖縄までお客様の範囲が広がり、大きな農場用の電気柵の注文を受けるなど、ネット販売も機能し始めました。コツコツやってきたことでここまで繋ぐことができました」

●鳥獣害対策への取り組み
協和テクノの理念は「日本の農業の発展を支援していく企業」「地域社会、自然環境に貢献する企業」です。
須坂市では自然との共存を目指し農業者を守るため、地域住民・企業・市が連携し鳥獣害対策に取り組んでいます。
市内の山際の地域では協和テクノのサポートで電気柵の設置を順次進めています。
設置している電気柵は世界的にも効果が認められているガラガー社(ニュージーランド)の製品。協和テクノは、このガラガー社の販売代理店としての役割も担っています。
今後も須坂市では、設置した電気柵に加えて協和テクノが自社で開発・製造した遠隔監視システム機器『エフモスJr.』を順次設置することにしています。これは設置現場に行かなくてもスマホで電気柵の電圧確認ができるという優れものです。
このような取り組みができる企業の存在は近隣地域でも珍しいため、地元に貢献できる強みでもあります。


電気柵監視システム『エフモスJr.』

●好きな自然に関わって貢献できる仕事
静岡県出身の野田さん(41歳)は、地元静岡で働いたのち新潟県の専門学校を経て協和テクノに就職をしました。
現在は隣接する長野市で奥様と2人暮らし。就職してちょうど一年を迎えたところです。

「専門学校では自然関係の学科で雷鳥の生態調査について勉強していました。もともと自然が好きで登山やシャワークライミングなど仲間と楽しんで20年になります。自然ガイドの資格も取得しています。東京で開催していた獣害のリクルートイベントで飯川社長が声を掛けて下さったことがきっかけとなり、自分がこれまで関わってきた自然界への思いが重なって協和テクノに就職することになりました。現在は営業を担当していて製品を広めるのが役目です」
「せっかく苦労して作った農作物も鳥獣によって荒らされてしまうことはある意味「災害」でもあります。獣害によって農作物が作れなくなると農業者が家にこもってしまうというデータもあります。協和テクノの鳥獣害対策は、それを解決するための重要な仕事です。協和テクノは少人数で、相談事や自分の意見を直接社長に届けられるのが魅力です。信頼して仕事を任されていることは責任を感じますしやりがいもあります。社会に大きく貢献できる会社として、これからも県内のみならず他県にも知ってもらい、協和テクノの製品を広めたいです」

●日本の農業を守る人材
協和テクノは長野地域だけでなく全国各地で開催される展示会にも積極的に出展しています。
鳥獣被害が多い地域の農家さんと直接会って現場の声を聞くことも大切にしています。
「お客様一人ひとりの気持ちになって一生懸命製品づくりに取り組んでいます。製造も営業もそれぞれが集中して丁寧に、そしてスピード感を持ってサービスを行うことを目標にしています」
「希望する人材は、電気関係に詳しく電子回路が組めたりマイコンのプログラミングに興味がある人経験のある人が理想です。専門的な知識があれば製品づくりに直ぐ取り掛かれると思います。SEの知識だけでなく技術も必要になってくるかもしれません」
「とにかくいい会社ですよ」としみじみと心から話してくれました。


<来日したガラガー社との打ち合わせでお客様のニーズを伝えました>

豊かな自然に囲まれた須坂市で、協和テクノはアイデアと技術力をもとに農業者や住民が安心して暮らせる町づくりに貢献しています。
日本の農業を守るのは技術力と自然を愛するあなたの思いかもしれません。

◆採用情報と応募について
協和テクノは、ものづくりと販売の両面から日本の農業を守るサポート会社として地域社会や自然環境に貢献しています。働く人の意識や希望を尊重し、お互いに成長しあえる環境の中で楽しく働ける職場です。協和テクノでは機器の製造に関わる電子回路やプログラムに興味をお持ちの方、電気関係に詳しい方を募集しています。経験のある方はもちろん、お持ちのスキルが活かせるかご相談にも応じます。会社説明および見学も随時受け付けていますのでお気軽にお問合せください。

<お問合せ先>
協和テクノ株式会社
〒382-0028
長野県須坂市臥竜6丁目12番1号
電話 026-245-5438
FAX 026-245-5448
https://www.kyowatecno.jp/

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https://www.city.suzaka.nagano.jp/kurasuzaka/info.php?id=248

(須坂市移住・定住アドバイザー 豊田貴子)

2019/02/05

【移住者受入れ協力求人企業紹介】株式会社ヒーテック

Permalink 09:51:26, カテゴリ: インタビュー記事, 求人企業紹介  

ヒーテック「熱処理加工の専門会社」
代表者名:滝澤秀樹
従業員数:25名
創  業:昭和32年(平成17年社名変更)
事業内容:自動車部品や産業機器部品の金属熱処理加工

自動車の部品やブルドーザーなど産業機器の部品を熱処理加工することで、より硬く耐摩耗性の高い製品づくりに携わっているのが株式会社ヒーテックです。須坂駅から北に3キロ離れた松川工業団地内に立地しています。すぐ近くには松川が流れ、橋を渡れば小布施町です。
昭和32年に前身の長野自動車部品工業協同組合を設立し、平成17年にヒーテックへと社名を変更しました。社名の由来はHeat(熱)Treatment(処理)Technology(技術)から名付けられました。熱処理加工の専門会社として長い間貢献し続けています。滝澤秀樹社長に経営者としての考え方を、また社員の働き方について話を聞きました。


●社長就任に至るまで
現在ヒーテックでは20歳代から60歳代まで各世代の社員が働いています。熱処理加工に携わる製造部門や品質管理の技術部門、営業と事務が主な業務です。3年前に就任した滝澤社長は、熱意と謙虚さを兼ね備えた使命感あふれる社長です。
「13年前までは団体職員として長野市の職場に勤めていました。企業と関わる仕事だったことで故嶋倉会長に出会い、ご縁をいただきヒーテックに転職をしました。まさか自分が熱処理加工の仕事に携わるとは想像もしなかったです。当時社長だった会長に経営者としての勉強の場を与えてもらい東京に一年以上通いました。運をつかむ力を得るためには人間性を高めることの大切さを学びました。もし迷うことがあったなら楽な方を選ぶのではなく難しい方を選びたいと思っています。たとえ失敗したとしても後悔はしたくないからです。きっと成長させてくれるはずです」
滝澤社長は、豊かな人生を送るためには素直さと前向きな心が大切だと話してくれました。



●製造業されどサービス業
ヒーテックは他企業から依頼を受け預かった部品を、工場で熱処理加工し最適な機能・性能に変えてお渡ししています。
「現在募集しているルート営業は、お得意様企業から部品を預かり加工後に送り届ける配送が主な業務です。営業の経験があれば尚良いですが、コミュニケーションが長けている人や前向きな人なら成り立つ仕事でしょう。配送業務をするのにも熱処理加工の知識が必要になるので、工場の状況も勉強して新規顧客の開拓も期待したいです」
「お客様の声に耳を傾け、労力を惜しまず前向きに取り組むことを大切にしています。今後の展望として、営業先では携帯タブレット端末に入力しながら受注管理を行う自動化も目指しています」




  熱処理加工前と加工後


  現場で頑張る畑山工場長

●「ここで良かった」と思える会社づくりを
ヒーテックでは、働きながら国家資格の金属熱処理技能士の取得が可能で、受験費用も会社が負担しています。熱処理学のみならず人間力を磨く外部研修制度などバックアップ体制もできている会社です。また、家族手当として配偶者手当4,000円、子ども手当1,500円が該当社員に毎月支給されます。会社で昼のお弁当を注文する社員は食事手当てとして1食110円の補助が出ます。

ヒーテックは地域の人材育成事業にも関わり、高校生が現場で学ぶ授業「デュアルシステム」の受け入れ協力企業としての役割を果たしています。この日滝澤社長は、高校1年生が職場体験に向けた会社説明会のため須坂創成高校を訪れました。メモをとりながら聞く生徒たちに社長は熱心に伝えました。
「元気、やる気、勇気、本気、根気の5つの気が会社の行動指針です。健康で元気があればやる気が湧き、そして本気になれるのだと思います。能力はみんなに備わっています。いずれ就職して会社に入っても思い通りにいくことは少ないですが、それでもプラスに考えることができれば状況は変わっていくはずです」説明が終わると社長の熱意が伝わったのか、生徒たちは積極的に質問をしていました。

滝澤社長は「この会社に入って良かった」と思う仕事を社員にしてほしいと願っています。そう感じてもらえるような会社づくりをしていきたいし、それが使命だと感じていると思いを語ってくれました。

●新たな挑戦や経験を活かし活躍しています
ヒーテックで働いて一年になる荒井さん(33歳)は隣の長野市出身で、北陸地方の大学に進学しましたがUターンし、現在は実家から30分の車通勤をしています。
「北陸の大学院で化学の研究をしていましたが、そのまま続けていくことに疑問を感じて退学し、実家の長野市に戻ってきました。故会長とのご縁から会社の紹介を受け就職しました。大学院時代は実験で座りっぱなしが多かったのですが、今は体を動かす作業で自分には合っていると思います。少人数の会社で一人の力が大きいと思える分、頑張ろうという気持ちが湧きやりがいを感じます。大学院時代を通し、これまで学んだことを活かして新しい熱処理方法を考え出せたらと思っています」


転職によって経験を活かして活躍する社員もいます。事務と営業を担当する池森さんと渡辺さんです。二人とも転職して一年未満。前職では他業種の営業事務に携わっていました。
「会社は土日休みです。勤務時間は朝8時半から17時半で残業はほとんどありません。以前の職場よりも一日の時間の使い方は自分でコントロールでき休暇も取れるのでメリハリのある働き方ができています」


皆さん地元で育った方々です。生まれ育った地域について「雪が降る景色も悪くないですし、県外に出ると地元の水と空気は美味しいことを実感します。360度どこを向いても山が見える環境で育ったので、この風景は安心感があります」と話してくれました。

●人生をより良いものに
ヒーテックでは新年会やお花見など季節の行事や社員旅行があります。
「お花見などの行事は会社負担で実施しています。社員旅行は海外の予定もありますが、国内もなかなか味わえない見どころや広い考え方が得られる場所があると思います。今回の旅行は東京で大相撲観戦や屋形船の体験、築地や企業見学をしてきました。仕事以外でもバーベキューをしたりスノーボードに出かけるなど社員交流もしています」


新年会の様子


社員旅行でレインボーブリッジをバックに屋形船で

滝澤社長は経営者の学びから、人生・仕事の結果は考え方×熱意×能力という京セラ創業者の稲盛和夫氏の人生方程式に共鳴をしたそうです。
「能力があればあるほど、熱意が強ければ強いほど、掛け算なので考え方によってプラスにもマイナスにもなります。プラスで考えれば自然と数字は大きくなりますよね。プラスに考えることを大切にして仕事に活かしていきたいと思っています」
素直な人は仕事も吸収しやすい人だと滝澤社長は話します。コミュニケーションに自信のある方、営業の仕事に興味がある方は、ヒーテックで人生方程式を作り上げてみてはいかがですか?

◆採用情報と応募について
自動車や産業機器の重要部品は、耐摩耗性や強靭性を飛躍的に向上させるため必ず熱処理が必要です。ヒーテックは、その品質向上に欠かせない工程を専門的に行う長野県北信地方では唯一の会社です。「働き甲斐のある会社」長野県一を目指し取り組んでいます。人財経営に力を入れ、人間力を磨くための外部研修制度も採りいれています。ルート営業の経験がある方はもちろん、未経験でも前向きな考えで興味のある方の応募も受け付けています。会社説明および見学も随時受け付けていますのでお気軽にお問合せください。

<お問合せ先>
株式会社ヒーテック
〒382-0005
長野県須坂市大字小河原3954-21
電 話 026-248-5711
FAX 026-248-5757
http://heattech.co.jp/index.html

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(須坂市移住・定住アドバイザー 豊田貴子)

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