信州須坂移住支援チーム - 「須坂市に住んでよかった」 「須坂市に住んでみたい」と思える魅力的なまちを目指しています。
信州須坂移住支援チーム
カテゴリ: 移住者インタビュー
2022/12/20
移住者体験談「生まれ育った自然豊かな地で子育てがしたい~家族4人でUターン移住」
はじめまして。2022年8月に東京から家族4人で移住してきました木内拓未と申します。
高校まで須坂市に隣接する長野市で育ち、大学進学を機に上京、そのまま就職、結婚し約9年間東京で過ごしていました。妻は須坂市出身で夫婦共に長野県出身と言うこともあり登山が趣味で、都内在住中もしばしば近くの山登りに出かけていました。地元が好きだった私たちは、いずれは長野へ戻ろうと考えていましたが子供の出産を機に、本格的に移住を考え始めました。
長男を預けていた東京の保育園では、園児がのびのび遊べるような園庭が併設されておらず、また周りに小さな子供が遊べるような公園も少なかったため、大人の足でも20分ほど掛かる遠くの公園まで往復して外へ遊びに出かけていました。もっと身近に自然があり広々とした園庭や公園で遊べるような環境で子育てをしたいと思い、自分達が育った長野の地への移住を決めました。
東京の高尾山へ家族で登山
●移住までの経緯
元々、妻が須坂市の出身であった事、私自身も長野市の出身であった事から長野県の中でも北信地方への移住を考えていたところ、2022年5月に銀座NAGANOで須坂市移住相談会が行われる事を須坂市移住応援サイトで知り参加しました。相談会では、主に私の転職先についての相談を行いました。私の職歴や希望する働き方を考慮して頂き、須坂市移住者受入協力企業30社の中から数社候補を挙げて頂きました。その中からルート営業職を募集していた(株)ヒーテックに興味を持ちました。相談会後、会社見学と面談希望の問い合わせをしたところ信州須坂移住支援チームの豊田さんがヒーテックの社長と連絡をとって下さり、見学や面談のセッティングを行ってくれました。
面談当日も車で現地の送迎や、社長との間にも入ってサポートして下さったので大変心強くスムーズに面談を行う事ができ、無事に採用まで至りました。
須坂市移住者受入協力企業だったからこそ、入社するまでの住居探しや引っ越しなどの期間を考慮して頂き、また相談会に参加してから協力企業の紹介と面談まで約3週間とスムーズに転職活動を進める事ができました。
(株)ヒーテックでの面談の様子
●転職先での状況
採用して頂いた(株)ヒーテックは、自動車や機械などに使われる金属を熱処理加工する事でより硬く耐摩耗性の高い製品にする会社です。他社から熱処理の依頼が入ってくるため様々な用途の製品を扱っています。
前職は酒類販売を行う接客業だった事もあり異なる業種であったため入社時は心配でしたが、社長をはじめ一緒に働いている方々がサポートして下さり、不安なく働いています。現在は現場で製品の処理や出荷の箱詰めなど実際の作業を通して勉強の毎日を送っています。
高周波熱入れ作業の様子
●須坂に移住をしてみて
須坂に住み始めて思うことは、都市と自然が共生している街だと感じます。都市部分は集約されており、必要な買い物などを一度に済ませる事ができ便利であると感じました。また、2024年の春にはインターの近くに県内最大級のショッピングモールが開業予定で今から楽しみにしています。自然も身近にあり、りんご、ぶどう、桃などの果樹園や山々、通勤時に車で通るだけでも季節の移り変わりを感じる事が出来ます。
休みの日には子供達を連れて市内の臥竜公園へ遊びに出かけたり、妻の実家の畑のお手伝いをしたりと自然に囲まれ充実した生活を送っています。また、なんと言っても須坂は果物が美味しくて安く、子供達も毎日のように食後のデザートとしてぶどうやりんごを楽しんでいます。また夜には家の駐車場から星空を眺めることができ、東京に住んでいた頃は星なんてほとんど見えなかったのですが、今では帰宅時に夜空を眺める事が密かな楽しみになっています。
逆に移住に際して大変に感じたことは車がないと移動が限られてしまう事です。私達も運転免許は持っていたのですが東京生活の時は電車移動が主だった為、車を所持しておりませんでした。勤務先が決まり、住居探しや引っ越しの準備と共に車の購入も同時並行して行わなければならないのが時間的にも金銭的にも大変でした。
須坂産ぶどう「マイハート」にご満悦
峰の原でストライダー
妻の実家でさつまいも掘り
●これから移住を考えている皆様へ
私達も「いつか長野に帰ろう」と言う思いはあったものの、なかなか移住への最初の一歩を踏み出すことができずにいました。しかし、移住相談会に足を運んでからはスムーズに計画を進められ移住を実現する事ができました。今、住んでいる環境から抜け出して新しい地で生活をする事は勇気のいる決断だと思います。そんな中でも、少しでも移住を迷っている方がいらっしゃいましたら一度、移住相談会やセミナーに足を運んでみましょう、信州須坂移住支援チームの方々が親身になって話を聞いて下さいます。自分達に合った移住プランを提案してもらうことで、移住までの流れや実際の生活がイメージできたり、良いきっかけ作りになると思います。
自然を満喫でき、果物も安くて美味しく、そして伸び伸びとした環境で子育てをする事ができる須坂に興味を持たれましたら是非検討してみて下さい。
(2022年12月 木内拓未)

2022/12/05
移住者体験談「転勤生活から永住生活を目指して」
●移住先を須坂市に決めた理由
2022年3月に新潟県から須坂市に移住しました。
移住した理由は全国転勤有りの前職で2017年から2019年まで同じ北信地方の中野市に住んでいたことがありまして、その2年間でこの地域の一年間を通した過ごしやすさが気に入り、将来的に永住するならこの北信地方に住んでみたいと思っていたからです。
もともと私の出身地は大阪ですが、前職の転勤を多く経験していて、須坂市に移住するまでに愛知県名古屋市、長野県中野市、石川県金沢市、白山市、小松市、新潟県小千谷市、長岡市とそれぞれ半年から1年ほど住んだことがあるので、一年間を通した過ごしやすさがとても重要だと感じていました。そこで、北信地方限定で移住の情報を集めていたところ、2021年の秋に須坂市移住応援サイトから信州須坂移住支援チームに連絡してみた次第です。また、その時期に入籍も控えていて、妻との話し合いの結果、夫婦二人の新たなスタートのつもりで移住を決意しました。
●最大の懸念は就職でした
私にとって、移住するにあたって最大の懸念事項はやっぱり就職でした。前職が基本的にシフト制の勤務で不定休の小売業でしたが、家族との時間が減ることから同じ業界に勤めたくなくて土日祝日が固定休の仕事を探していると、移住支援チームから今の職場の協和テクノ株式会社をご紹介頂き、社長との面接を経て無事入社することとなりました。業種・職種ともに未経験の私が本当につとまるのかと内心びくびくで働き始めましたが、入社して半年過ぎて、だんだんと任せられる仕事も増えてきて日々勉強しながら励んでいます。
●ゆったりと自然が感じられる須坂での生活
須坂生活でいいなと思ったところは、野菜や果樹などの農作物が安くておいしいものが多いところです。今では毎週農協の直売所で買い物をするのが習慣となってしまいました。また、臥竜公園の夜桜、峰の原高原から見た長野市方面の風景、百々川の河川敷、夏の花火、近くの山の紅葉など自然がいっぱい感じられて、以前住んでいたところよりもゆったりとした生活ができている気がします。
少し残念なことは日本の滝百選にも選ばれている米子大瀑布が数年前の台風による土砂災害の影響で見に行けないことです。移住したら必ず見に行くつもりだったのですが、来年(2023年)5月以降まで林道が全面通行止め予定なので、復旧がそんなにかかるのかという気持ちです。
小布施町の北斎館や岩松院、山ノ内町の竜王ソラテラスや横手山から見る雲海、飯山市の菜の花畑、信濃町のもろこし街道や野尻湖のワカサギ釣り、野沢温泉村の温泉街、長野市の戸隠神社など須坂市の周りの観光スポットもたくさん経験して移住後の生活を満喫しています。
●相談は信州須坂移住支援チームへ
移住することが気になっているようでしたら、まず何も考えずに信州須坂移住支援チームに相談してみてください。私のときもそうでしたが、かなり親身になって相談や悩み事などを聞いてくれます。
(2022年12月)

2022/11/07
「大好きな山に恩返しがしたい」兵庫県から移住した地域おこし協力隊の野澤健太です
●移住先を決めるまで
はじめまして。
2022年10月から須坂市地域おこし協力隊に着任した野澤健太です。
1986年7月10日生まれの36歳(8月着任の北隊員と同い年)です。
出身は栃木県宇都宮市です。兵庫県明石市から移住してきました。
明石市に住んでいた頃は海まで徒歩15分という環境だったので、空いた時間を利用して明石海峡大橋と淡路島を一望できる松江海岸にて黄昏るのが好きでした。
大好きな松江海岸からの景色(奥に見えるのは淡路島)
大好きなアルプスが見れる環境で過ごしたい。自然に恩返しがしたい。
社会人になってから会社の同期に山登りに誘われたのがきっかけで、週末に山登りのために長野に来る機会が増えました。
初めてテント泊した北アルプスの涸沢カール。ここからアルプスの虜になり、山が好きになりました。
気がつけば山登りのため4週連続で長野に通う時も!
南アルプス 白峰三山縦走
中央アルプス 木曽駒ヶ岳〜空木岳縦走
しかしながら、兵庫から長野までは車で6時間以上、長野に来るたびに「長野に住んでる人が羨ましい、自分も長野に住んでこの景色を眺めながら暮らしたい」と思うことが多くなりました。
●「ルーティンワーク」と「慣れ」が嫌でした
毎日決まった時間に決まった場所に行き、毎日決まった行動をする。ルーティンワークの中で慣れが生じ、挑戦や冒険といったワクワクは消え失せ、いつしか面倒ごとに巻き込まれたくないという気持ちが芽生えていることが嫌でした。
私は過去に一度転職を経験しているので、職を変えることによる環境の変化にはさほど抵抗はありませんでした。
でも、今の職を変えたところで数年もすればその仕事にも慣れてしまう…サラリーマンである限りこのループからは逃げられないと感じていました。
加えて今年(2022年4月)に約7年従事していた仕事で異動がありました。幸いにも引き継ぎは上手くいき、私が居なくても充分に仕事がまわっていました。
一方で私自身は抜け殻のように中身が無くなってしまった気持ちになりました。また一から仕事を教わり覚える日々…「これで良いのか?」と思うことが多くなりました。
それなら、いっそのこと脱サラして起業して自分のやりたいことをすれば…でも「思うは易く行うは難し」でした。失敗した時のリスクが怖くて一歩前に出る事が出来ませんでした…
北アルプス 前穂高〜奥穂高縦走
日本最後の秘境 雲ノ平にてテント泊
北アルプス 白馬岳山頂
●「これだ!」自分がやりたかったことは
「新たなことを始めるなら長野に移住して自然に関わる仕事がしたい」そう思って仕事終わりの空いた時間に移住サイトを見て周る日々が続きました。
そんな中、「楽園信州」というホームページで須坂市の地域おこし協力隊の募集が目に留まりました。
協力隊OBの先輩と現役の協力隊が協力して事業を行い、ノウハウを身につけた協力隊は最終的に自分のやりたい事業で起業して独立するという「信州須坂モデル」の取り組みを見た瞬間に「これだ!」と思いました。
募集要項を見ると締め切りまであと一週間と迫る中、最後の週末に協力隊主催の芋煮会が開催されていることを知り、現役の隊員と話が出来る良い機会だと思い参加しました。
芋煮会当日は協力隊の他に「信州須坂移住支援チーム」の方々もお越し頂き、活動内容など色々なことを聞くことが出来て有意義な時間を過ごすことが出来ました。
芋煮会が行われた場所は協力隊OBの早川さんが運営する「山の神キャンプ場」という場所でしたが、訪れたのが夏ということもあってかヒグラシの鳴き声がとても心地良く、地元の方が持ち寄ったお惣菜を食べながらゆっくりと流れる時間の中で「自分がやりたいことは、こういうような自然の中でみんなが集える場を作ることなんだ」と思いました。
それからホテルに戻って急いで応募書類を書いて、期日内に提出して何とかご縁を頂き須坂市に移住してきました。
●着こなしも苦労する信州の寒暖差
須坂市は「フルーツ王国」と呼ばれるほどリンゴやブドウなどのフルーツの栽培が盛んです。
この地域特有の昼夜の気温差が大きいことが寄与していますが、実際に住んでみると朝は凍えるほど寒い(10月で0度付近まで下がることも!)のに、日中は20度近くまで気温が上がるという寒暖差による衣類の着こなしに苦労しています。
自然の恵みを受けて育った野菜を食べているおかげで食生活が明らかに改善しました。地元の農家さんが育てた野菜や果物を売っている直売所が多いのが魅力です。コンビニにも直売所があるのはビックリしました(しかもお買い得)。
須坂市で私の住んでいる地区から隣の長野市まで車で約20分、北アルプスを一望出来る自然豊かな豊丘地区まで車で約15分、標高1,500mの峰の原高原まで車で約40分と都心にも自然にも近い素晴らしいロケーションです。
上信越自動車道の「須坂長野東IC」も近く、遠出するもの良い場所です。
●全く知らない土地で、全く知らない人達の中に飛び込むという勇気
「もし受け入れなられなかったらどうしよう」という気持ちがありました。
でも実際に住んでみると協力隊OBや協力隊の功績もあり、地元の方に話しかけてもらえたり、イベントに招待して頂いたりと自然と輪の中に入っていくことが出来ました。
また、協力隊の活動を通じて新たな人間関係が広がることも魅力の一つだと感じました。一人では出来なくてもみんなで力を合わせれば出来る選択肢が増えるのだと実感しました。
人生で初めて原動機付きの草刈機を用いて草刈りを行いました。慣れない作業に苦労しましたが、これまで経験したことが無いので刺激がありました。
そんな中、元々乗っていた自動車が2WDのFFでしたが、地元の方をはじめ周囲から「2WDでは須坂の冬を越せない」と言われました。聞くところによると冬は氷点下まで下がり水道も凍結するほど寒く、雪も多少は降るとのことでした。加えて冬の期間に峰の原高原に行く機会もあるので、確かに2WDでは厳しいと感じました。
そこから行動に移し、今後は林業や農業に関わる機会が多いので積み込みしやすい4WDの軽トラを買うことに決めました。購入後に記念に撮影した写真が冒頭の一枚です。
これからはこの相棒と共に須坂市を駆け巡りたいと思います。
毎月第三土曜日に行われる芋煮会
峰の原高原での草刈り
●地域おこし協力隊としてやってみたいこと
これまで山登りやキャンプを通じて自然の魅力を感じ、魅了されてきました。これは自然の良さを伝えるために景観や設備を作り、メンテナンスして頂いている方々のおかげなのだと感じました。
次は自分がその恩返しをしたいと考えています。
須坂市には活用されていない雑木林があります。それら整備してキャンプ場や遊歩道の整備を行い、自然を体感できる空間を作りたいと考えています。
県内からはもちろん、県外からの訪問者に来て頂けるような魅力のあるものを生み出し、須坂市の自然に少しでも貢献していきたいと考えています。
そのためにはまずは土地探しですが、一重に山と言っても様々な所有者がいらっしゃるのでこの調査からスタートしていく予定です。そのためには地域の皆さんに活動を理解頂けるように地道に地域貢献活動を行なっていきます。
3年以内に何とか形にしていけるように努力していきます。
●移住を希望する皆さんへ
これまでの生活を一変して、新たな土地に移り住むことはとても勇気の必要な行動だと思います。
「仕事が上手くいくだろうか」、「他県から来た自分を地元の人が受け入れてくれるだろうか」など色々な不安があるかもしれません。
でもご安心下さい。結構移住者多いんです。
地元の皆さんも気さくに話しかけてくれたり、イベントも一緒に楽しめたり、自然と受け入れてもらえます。
協力隊のメンバーも皆移住者なので、不安に思うこと、相談したいことがあればご連絡下さい。
もちろん、「信州須坂移住支援チーム」も全力でサポートして頂けます。
協力隊に着任して一ヶ月、早くも色々な経験をさせて頂きました。あっという間だったような長かったような不思議な時間でした。
これから3年間、今は何も無い自分が何者かになれる日を目指して日々努力させていただく次第です。
末筆になりますが、何とぞよろしくお願い致します。
(須坂市地域おこし協力隊 野澤健太)

2022/10/20
移住者体験談「須坂市にUターン移住しました~心が満足になる生活って幸せです」
8年間東京で過ごし、今年(2022年)4月に須坂市へUターンした寺澤梨菜です。
短大の保育科を卒業後、東京都内の大学に編入し、心理や福祉の勉強をしました。これまで勉強してきたことを活かしたいと思い、保育園で働いていました。
Uターンした理由は、須坂市が大好きだからです。東京もとっても楽しかったですが、須坂の事を忘れた事はありませんでした!須坂の魅力をもっとたくさんの人に知ってほしいです。
●移住までの情報収集について
今年(2022年)1月に銀座NAGANOで須坂市移住相談会があることを知り申し込みました。コロナの影響によりリモートとなりましたが、相談会に参加することができました!信州須坂移住支援チームの加藤さん、豊田さんはUターンの私でも親身に話を聞いてくださり、メリットもデメリットも共にしっかりと伝えて下さいました。ありのままを伝えて下さったので、須坂の事を全く知らない人にとっても具体的で充実した相談会であると感じました。地域おこし協力隊についても教えていただき、面白そう!やってみたい!とワクワクしました。
また、信州須坂移住支援チームのYouTubeがとても参考になり、現在の須坂市の様子を知ることができて助かりました。私が特に好きなのは、須坂市内を車で走って移住希望の方へ街並みを説明してくださっている動画です。須坂の良いところや、歴史が沢山知ることができるのでオススメです。
●須坂市子育て就労総合支援センターで働いています
大好きな須坂市で働いてみたい、須坂市に住んでいる人たちの役に立ちたいと常々強く思っていた私は、地元企業の株式会社Goolightが須坂市から委託を受け、今年7月の移転により新たに須坂駅前シルキービルにオープンした子育て就労総合支援センター(愛称:bota)に採用していただきました。保育士の経験がある私は、botaの中にある子育て支援センターで働かせていただけることになりました。毎日、四苦八苦していますが、楽しそうに遊ぶ子どもたちや笑顔で帰られる親御さんの様子を見ていると、「あぁ須坂にこんな素敵な施設ができて良かったな」としみじみ思ってしまいます。botaには、子育て支援センターの他にカフェやコワーキングスペース、ミーティングルーム、絵本スペース、キッチンスタジオや4Kスタジオと様々な機能が備わっているので色々な世代が集まり、それぞれの時間を楽しんでいます。これからも長く愛される施設であってほしいと切に願い、自分ができる事をしっかりとやっていこうと思います!
●須坂市で生活して思うこと
私は自転車での通勤を選んでいます。それは、季節の風を感じ、山を感じながら通勤できるからです。毎日、春夏秋冬の風の匂いに触れられます。ちょっと寄り道をして山を見たり、神社に寄ったりすることもあります。百々川という大きな河原で星や夜景を見ることもあります。自然を見たり感じたりすると心に余裕ができたり、心が豊かになります。マイナスな気持ちが浄化されていくのがわかります。自然を身近に感じられて、とっても嬉しいです。
また、果物や野菜は職場の方やご近所さんからいただける事があり、食費が減りました。しかも、とてもおいしいのです。さすがフルーツ王国須坂。昼夜の寒暖差のおかげでとってもいいお味になっていて感激しています。
●移住後の体験から
大変だった事は、クレジットカードのみ持ち現金を持参せずにお店に行ってしまい、物が買えなかった事。寒暖差に慣れるのに少し時間がかかっている事。驚きや気づいた事、回覧板が回ってくる事。川の清掃に町の皆さんと行くなど、ご近所さんとの交流がある事。体験した事は、綺麗な空や星、山を見た事。百々川で夜景を見ること。綺麗な景色が見える朝風呂に行くと心が爽快になります。
●移住を希望される皆さんへ
住み慣れた街を離れ、移住するということは、とても勇気のいることですよね。私にとっては人生においての大きな第一歩でした。食べ物、自然、人との関わり、色々なことが豊かで心が満足しています。満足って幸せな事だなと思います。何かマイナスな感情になっても、おいしいものや大自然を見ていると、力がみなぎってきます。何か物足りないと感じている方、是非、移住支援チームがアップしているYouTubeを見たり、移住相談会への参加、また須坂市子育て就労総合支援センターbotaに足を運んでみてください!須坂の魅力に触れることができると思います。お待ちしております!!
(2022年10月 寺澤梨菜)

2022/09/05
移住者体験談「レンズを通して移住者から見た須坂市を伝えたい」
2021年1月千葉県松戸市から須坂市に移住された佐藤信宏さん。移住後一年以上が経過し、体験談をお寄せ下さいました。趣味の写真で臥竜公園を撮り続け、この夏に個展も開催されました。移住者から見た須坂市はどう映ったのでしょうか。
●須坂市に移住するまで
2021年1月に千葉県松戸市から須坂市に移住した佐藤信宏(45歳)です。以前住んでいた千葉県では金属加工会社に勤務していましたが、金属アレルギーにより退職し就労支援の事業所に通っていました。そこで自分の特性や将来性、汚染の少ないアレルギーなどを考慮し、農業関係の仕事を探していたところ須坂市のキノコ栽培会社で就職が決まり移住しました。
就職が決まってからは、信州須坂移住支援チームに住まい探しの相談や手続きのために須坂市を訪れました。いろいろ市内を車で案内していただき、アパートの場所のアドバイスがとても助かったのを覚えています。
●須坂市の印象
冬に移住したため、特に経験がなかった雪には驚きでした。車にも慣れていなかったので雪道の走行や雪かきなど大変でした。一方、夏は千葉に比べてソフトな印象でチリチリした暑さは少なくしっとりとしています。さすがに真夏の夜はクーラーが必須でしたが明け方はかなり涼しいです。
食べ物は果物や野菜が豊富で新鮮で千葉に比べてやや安く、ありがたいです。又ラーメン店が多くどこもおいしく食べ応えがあります。スーパーも豊富で特に不自由することはありません。
生活環境で驚いたのはガス代がプロパンガスなので高いということです。一方、家賃は千葉の時は7万円でしたが、新居は駐車場代付きで5万円、物価はこちらが安いと感じます。車は必須ですが、逆に車さえあれば自由に移動出来てとても便利です。又、自然が豊かで趣味の写真撮影には不自由しません。町全体も静かで、自分は音に敏感な所がありますが過ごしやすいと思います。ヨドバシカメラが無いのが残念ですが、家電量販店がいろいろあります。都心に比べて店は少ないですが逆に言うと無駄遣いが減らせます。
初年度は仕事や環境に慣れるため対人関係を築くことはあまりできませんでしたが、2年目の今年は写真仲間を作ったり、市内で見つけた教会に通ったりして徐々に広げています。時には野菜を頂いたりして食費がとても助かっています。こちらからはお礼が十分できていなく申し訳なく思っています。
●移住後の体験から
農業系の仕事は休みが少なく肉体的には大変です。繁忙期には体調を維持するのに大変でした。都会に比べて地方は給与が安いですが、いろいろ自分の特色を発揮できていると感じられてやりがいはあります。重機やフォークリフトなどいろいろ使いこなす中で、仕事の幅やスキルアップもできていると思います。又、朝は早いですが仕事が終わるのが15時台という日もあり、手続きや買い物など時間を有効に使えています。
仕事が忙しい中でも、自分が住む臥竜公園の近くを日々散歩しながら写真を撮りためており、この夏に個展を開くことができました。移住者から見た須坂市の魅力を伝えたいと思っています。
●移住を希望する皆さんへ
都会から地方に移住する場合、どうしても給与は下がってしまうと思いますが、無駄なものを削れば何とかなります。又、利便性も下がりますが、車があればある程度カバーできます。家賃は安く、緑が多い自然環境で、肌にアレルギーがある方は症状が緩和されることがあるため生活もしやすいのではないでしょうか。
(2022年9月)

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