信州須坂移住支援チーム

「須坂市に住んでよかった」 「須坂市に住んでみたい」と思える魅力的なまちを目指しています。

カテゴリ: 地域おこし協力隊

2020/02/05

須坂おもしろ人物記vol.7「本気でやるから仕事は面白い!内装職人」

こんにちは!地域おこし協力隊の宮島麻悠子です。
須坂で活躍している方へのリレーインタビュー、今回は「睦美装飾」の保延友映さんです。

宮島:保延さんは須坂市外から移住されてきたそうですね。いつ頃、どちらからでしょう?

保延さん:12年前、山梨県の甲斐市から移住してきました。妻の実家が北相之島なのですが、子どもが生まれるタイミングで妻が地元に帰りたいと希望して。

宮島:自分には縁もゆかりもない須坂に来るのに、抵抗は無かったですか?

保延さん:仕事さえできれば大丈夫かな、という軽いノリで、即「いいよ〜」と言いました(笑)家業は兄が継いだので、自由の身でしたし。自分が30歳の時で、既に内装職人として10年キャリアがあったので、食っていける自信はあったんでしょうね。でも、移住する1年ほど前からハウスメーカーなど40社くらいに自分のプロフィール・経歴書を送って、「仕事請けられますアピール」はしていました。どこかの会社に就職する気は無かったので、最初からフリーランスの職人として仕事をするつもりでした。

宮島:移住前からしっかり準備されていたんですね!手に職があると、移住の際も仕事の心配が少ないですね。移住してみて須坂はどうですか?

保延さん:町並みに趣があるのがいいですね。自分が生まれ育った所は特に観光らしい物がなかったので。あとは、とにかく人のつながりがあったかい!溶けこむには時間がかかったけど(笑)仕事も人のつながりで請けることが多いんです。みんなよく気にかけてくれて、優しいですね。

宮島:それは私も思います!ところで、内装職人というのは具体的にどんなお仕事をされているのですか?

保延さん:建物の内装仕上げ全般をやっていますが、壁紙が一番得意とするところですね。他にも、床貼り、窓周り、カーテン、ブラインド、ふすま、障子など手掛けています。住宅が9割くらいで、残りは店舗などですね。20歳の頃から父の内装会社に入って修行してきました。

この日の現場はとある新築住宅
壁の下地をひたすら平らにする作業は、キレイな仕上りに欠かせない大事な工程

宮島:そうなんですね。仕事は好きですか?

保延さん:僕、仕事大好きなんですよ!どうやったらキレイになるか考えて、施工の過程でキレイになっていくのが楽しいです。もちろんお客さんに喜んでもらえるのが一番嬉しいけれど、ハウスメーカーやリフォーム会社などから受注する仕事ってユーザーであるお客さんとなかなかコミュニケーションをとる機会が無いんですよね。本当はプランニングの段階でもっと色々提案したいんです。最近本物のデニム地でできた壁紙とか面白い素材も出てきてるんですよ。デニム風プリントじゃなくて、岡山で生産されたガチのデニム(笑)普通の壁紙に比べたらだいぶ割高だけど、もし本当にデニム好きなお客さんがいたら、ぜひ提案したいですね。今後はお客さんから直発注できる仕事も増やして行きたいと思っています。

宮島:デニムの壁紙、好きな人にはすごい魅力的ですね!では、仕事で大変だと思うことはありますか?

保延さん:人手が足りなくて体力的にきつい時があります。人材育成もやっていきたいけれど、こういう職人的な仕事って今の働き方改革に逆行する部分があるから敬遠されがちなんですよね。でも、この仕事の楽しさを子どもたちにも知ってもらいたくて、昨年わーくわくすざか(商工会議所青年部主催の子ども向け職業体験イベント)にも参加しました。今後はDIYワークショップなどもやっていきたいです。

宮島:まずは仕事の魅力を知ってもらうことが次世代を育てる一歩になるんでしょうね。仕事で大事にしていることは何ですか?

保延さん:とにかく「誠実に、プロとして仕事をする」ということです。父からもずっと「どんな仕事でもまじめにやっていれば必ず誰かが見ていてくれるし、信頼がついてくる」と聞かされてきました。やはりプロとしてお金をいただくからには最高の仕事をしなければと思っています。

宮島:どんな職種でもそこは共通していますね。ちなみに、ご自身の人生に大きく影響を与えた人や出来事はありますか?

保延さん:います!内装屋さんの親方だったのですが、とにかく豪快な人。一昨年、63歳の若さで他界してしまいました。自分の家を建てる時にあるハウスメーカーのモデルハウスに行ったのですが、そこの壁紙が今まで見たことが無いくらいキレイに貼ってあったんです。あまりに感動したのでハウスメーカーの方に誰が貼ったのか聞いたのですが、名前は教えてもらえなくて。でもある時、自分が施工していた現場の向かいでそのハウスメーカーの工事をやっていたので、「もしかしているかな?」と思ったらいたんです!いそいそ名刺を持っていって、「自分も内装職人をやっているので、もし人手が足りなかったら呼んでください」と挨拶しました。その縁で時々一緒に仕事させてもらいましたね。
めっちゃ仕事もするけどめっちゃ遊ぶ人で、「人生楽しく生きろや!」が信条。腕のいい職人だったのでいつも忙しくしていましたが、ちょっと仕事が空くとバイクで屋久島まで行っちゃったり、山登りも好きでよく連れて行ってもらいました。
この人には仕事の仕方と遊び方、両方教えてもらいましたね。

宮島:すごく粋な方ですね。格好いいです!!しかしながら、仕事も遊びも「本気だから面白い」ってのはありますよね。

保延さん:そうそう。本気でいい物を作りたいと思っている会社さんとの仕事は本当に楽しいです。今はそういう会社さんばかりとお付き合いできているので、恵まれていますね。

宮島:色々と楽しいお話をありがとうございました!次の方をご紹介いただけますか?

保延さん:アート サロン グレイスの笹岡理絵さん。
以前NBSまつりの職業体験に笹岡さんがブース出店しており、子どもが参加したのがきっかけで知り合いました。
わーくわくすざかにもご協力いただいています。

宮島:ありがとうございます。
というわけで次回はアート サロン グレイスの笹岡理絵さんに決定しました。
次回もお楽しみに!!

★バックナンバーはこちらのサイト内でもご覧いただけます
The secrets of SUZAKA 信州・すざかのないしょ話

(須坂市地域おこし協力隊 宮島麻悠子)

2020/01/20

須坂温泉の愉快な仲間たちvol.7「須坂温泉の夜の顔」フロント係の山岸外治さん

Permalink 15:00:00, カテゴリ: 地域おこし協力隊  

地域おこし協力隊の早川航紀(はやかわこうき)です。
今回は須坂温泉の夜の顔、フロント係の山岸外治さんの紹介です。
趣味はポケット六法を少しずつ覚えること。好きな食べ物は女房のつくる料理すべて。


(フロントでお客様を迎える山岸さん)

●須坂温泉古城荘にはいつから勤めていますか
私は須坂生まれ、東京育ちであります。2010年から須坂にUターンをし、移住しております。

●東京から須坂に戻って生活面で変化を感じたことはありますか
感激したのは水が美味しいことでした。勿論、空気も美味しいです。2019年には再婚しました。都会育ちの女房も須坂を大変気にいってくれており、不自由なく充実した暮らしを満喫しています。難を言うなら夜は街中が暗すぎることくらい。ですが治安はとても良い場所です。
※クチュールニットの作者である奥様は須坂に移住し、お洒落に改装した土蔵で教室を開いています。

●須坂市内でオススメの場所はありますか
秘密の場所があります。(秘密なので場所は言えませんが)そこでは朝の8時半頃に左は北アルプス、右には北信五岳(妙高山、斑尾山、黒姫山、戸隠山、飯縄山)を見事にとらえることができます。須坂に住んでからこの景色を誇っております。また春夏秋冬を目と肌で感じられるのも毎年楽しく感じています。

●須坂温泉ではどのような仕事をしていますか
ひと月に10日間須坂温泉のフロントで日帰り温泉のお客様、宿泊のお客様の受付対応をしています。「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と心を込めて言うことを心がけています。また、売店の対応やチェックアウト時の精算の対応では決して間違ってはいけないので常に緊張の糸を切らないよう励んでおります。



(ロビーを綺麗にすることや、お出迎えの看板の設置もお仕事です)

●最後に須坂温泉の良いところを教えてください
温まりの良い風呂、これが最高です。昔は湯治として利用されていたというように、須坂温泉のお風呂に入ると元気になります。知り合いに宣伝しまくっています。
寒い時期だけでなく、疲れを感じた時や、元気になりたい時に是非須坂温泉にお越しください。夕方6時~朝8時にかけての限られた時間ではありますが誠意を込めてお出迎え致します。

須坂温泉古城荘 公式ホームページ
https://kojousou.co.jp/

(須坂市地域おこし協力隊 早川航紀)

2020/01/06

ただいま!峰の原高原vol.9 「暖かい冬?」 

Permalink 10:00:05, カテゴリ: 地域おこし協力隊  

新年あけましておめでとうございます。
長野県須坂市峰の原高原地域おこし協力隊、古川です。今年もどうぞよろしくお願いします。
この記事では、現在の峰の原高原の様子を皆さんにお伝えしていきたいと思います。

●樹、切る。
峰の原高原では、昨年ばっさりと樹が切られました。峰の原高原こもれび広場、見晴らし台から少し降りたところです。白樺や松など、背の高かった木々が一気になくなりました。おかげでずいぶん広くなり、景色も良く見えるようになりました。見晴らし台から槍ヶ岳まで見渡せます。秋に切ったばかりなのでまだわかりませんが、今年の春、夏にどのような景色になるか、とても楽しみですね!
「草原をつくろう」といったイベントなどを通し、貴重な山野草を守る活動もしています。すぐにとはいかないかもしれませんが、いずれは広く芝の着いた地面になってくれれば素敵な草原になりそうな気がします。


 伐採前
  ↓
 伐採後

●冬
さて、今年の冬は暖冬と予想されています。なんだかここのところ毎年暖冬という予報を聞いているような気もしますが…。たしかに去年の同じ時期と比べてみると、雪がかなり少ないです。下の写真は2019年12月19日の峰の原高原の写真です。雲がかかっていてわかりにくいですが、奥に見える山が根子岳と四阿山です。雪がまばらにしかついていないことがうかがえると思います。通常12月のこの時期であれば、年々雪が少なくなってきているとはいえ多少雪がついて白くなっているのですが、今年は本当に暖かい日が多くてすぐ溶けてしまっています。

かつて峰の原高原スキー場や、峰の原高原に隣接する菅平高原のスキー場は12月1日にオープンしていました。今じゃとても考えられません。世界の平均気温は、30年以上にわたり平年値を超えているとのことです。普段の生活の中では気付きにくいのかもしれませんが、年々暖かくなってきているんですね。

しかし一方で、最も低い気温を見ると峰の原高原では-20℃を下回る日が年に何度かあります。暖冬とはいえ標高1500メートル地点での冬です。寒いときは寒いです。今年も油断せず過ごしていきたいものです。昨年は年が明けてすぐ体調を崩してしまったので今年はそんなことがないようにしたいです…。インフルエンザもはやっていますし、受験生にとってはとても大切な時期でもあります。皆さんも体調には気を付けてお過ごしください。

●峰の原高原のスキー場、クローズ
峰の原高原にとって、スキー場は大きな観光資源の一つでした。既に知っている方も多いかと思いますが、2019-2020シーズンでは峰の原高原リゾート(峰の原高原スキー場)が運営できないということになりました。(詳細は峰の原高原リゾートのFacebook ページをご覧ください)峰の原高原でスキー場が始まって以来、運営をしないシーズンは初めてということです。日本では、かつてブームだった1990年代に比べると、現在のスキー人口が1/3程度まで減少しているそうです。(レジャー白書(公益財団法人 日本生産本部)より)
私はスキー場の専門家でもなんでもないし、スキーの事業にかかわったこともほとんどありませんが、単純に数字だけをみても近年スキー場の経営がとても厳しいというのは容易に想像できます。そしてその波がついに峰の原にも来たようです。地元の方を始め、今までよく峰の原高原スキー場を利用していたお客さんなど、多くの方からスキー場の今シーズンのクローズを残念に思う声を聞きました。昨年企画で行った「スキー場への手紙」でも、幅広い世代の方から様々な思い出が語られており、愛されていた場所だったのではないかと思います。仕方のないことなのかもしれないですが、やはり少し寂しいですね。

峰の原のペンションにとって、スキー場が今冬経営しないということはやはり無視できないものでした。冬場はスキーを目当てに来ていたお客さんもいたくらいなので、当然といえば当然です。スキー以外にも冬を楽しむ方法はあります。しかしそれが直接的な誘客になるのでしょうか。実際のところ、各ペンションオーナーさんがどのように考えているのかはわかりません。峰の原における冬場の観光を考え直す必要があるのかもしれません。

●終わりに
近年異常気象が多いといいますが、台風や突然の大雪など、たしかに予測がつかない気候が増えてきています。昨年も大変な年でした。峰の原高原も台風19号により一時孤立したり、道路が落ちたりしていました。きっと市内ではもっと大変な地域もたくさんあったことと思います。それでもみんなが頑張っている姿を見ると、すごく元気が出ます。

機会があればこの冬みなさんも峰の原高原に遊びに来てくれると、とても嬉しいです。

(須坂市地域おこし協力隊 古川広野)

2019/12/20

豊洲フルーツハリウッド農ガール物語vol.9「摘果りんごジュースの経過報告」

Permalink 12:22:21, カテゴリ: 地域おこし協力隊  

みなさんこんにちは。須坂市豊洲地区で活動している地域おこし協力隊の成田あゆみです。
私は平成29年(2017年)6月から地域おこし協力隊として活動をしており、今年で3年目、活動の最後の年になりました。
豊洲で活動するにあたり、摘果りんごの有効活用を探るのが初年度からの大きな目標の1つでした。
摘果とは、りんごを大きく成長させるために間引く作業のことを言い、落とされたりんごを摘果りんごと呼びます。
今回は、前回紹介した摘果りんごを活用したジュースについての経過報告をしたいと思います。

●試飲アンケートを行っています
今年(2019年)の4月から豊洲のりんご農家さんの栽培作業に参加し、仕上げ摘果(8月上旬頃)のりんごを分けていただきました。そして残留農薬検査を済ませたりんごを、農家さんの協力のもと、工場でジュースへと加工しました。市販のジュースに比べ、さっぱりとした甘みで酸味の強いさわやかな味が特徴です。
ジュースが完成してからこれまで、イベントや講座など様々な催しで参加者に試飲・アンケートを行ってきました。

数はまだ不十分ではありますが、結果を表にしました。
試飲アンケート(86名)

●男性と女性で感じ方が違うようです
アンケート結果では、全体的においしいという意見でした。酸味を感じる方が多かったですが、その酸味がおいしいという意見が多くあり、すっきりとしていて飲みやすく、販売されたら購入したいという意見も多くいただきました。東京で行われた産直市では購入希望者が特に多かったです。
意外だと感じたのが、男性と女性で酸味の感じ方が違うことでした。女性は酸味をちょうど良いと感じる方が多かったのですが、男性の方がより酸味を感じたようで、なかにはとてもすっぱいとおっしゃる方もいました。しかし、酸味の感じ方は違えども男女ともに好意的な意見が多く、摘果りんごジュースの販売に向けて一歩進んだように思います。

●今後の予定
今後は今年加工したジュースすべてを使い、アンケート調査をする予定です。
より多くのアンケートを基に摘果りんごジュースの可能性を探っていきたいと思います。
今後の試飲の予定につきましては須坂市地域おこし協力隊のfacebookをご覧ください。

(須坂市地域おこし協力隊 成田あゆみ)

2019/12/05

峰の原高原からイベントレポート「秋のお菓子パーティー」

Permalink 13:30:00, カテゴリ: お知らせ, 地域おこし協力隊  

~地域おこし協力隊の日下がお届けします~

2019年10月20日(日)に「秋のお菓子パーティー」が峰の原高原こもれびホールにて行われました。秋のお菓子パーティーは、ペンション奥さま手作りのお菓子が並びます。今年は例年と少し内容が変わり、完全予約の二部制で行われました。一週間前の台風19号により開催が一時危ぶまれましたが、国道の開通もあり開催することとなりました。お菓子パーティーの売り上げは全て被災地に寄付をさせていただきました。

前日は会場の準備を行い、当日は午前中から搬入が始まりました。次々とお菓子が並び机を彩っていく光景は、「しあわせ」の一言。全18種類のお菓子が並びました。お客さまには受付後、お好きなお菓子3種類とお飲み物をとっていただき、時間を過ごしていただきます。初めての予約制ということで、課題もありましたが、全体的にゆっくりとした落ち着いた時間だったように感じます。お子さまからご年配の方まで、カップルやご家族、お友達となど、老若男女、形態問わず、様々な方々がお越しくださいました。

私は一昨年からお手伝いとして参加させていただいています。今年は、作り手にもしていただきました。地域おこし協力隊となり、9月から打ち合わせを重ね、前日準備、当日と「イベントをつくる」ことの大変さや楽しさを近くで感じ知ることができました。また、作り手にしていただいたことで、自分の手で作ったものがイベントの一部となる喜びや何のお菓子を作るか…どのレシピで作るか…試作…本番…という一連のことを奥さま方の場合は、それぞれのペンション業務の中されていて、とても大きなバイタリティーを直に感じ知ることができました。

峰の原高原のペンション数は年々減少しており、歳を重ね山からおりる方もいらっしゃいます。作り手となる“人”が減る中、地域でイベントを行うことは容易ではないと感じます。現在の日本ではこのような地域が多くあると思います。地域おこし協力隊としてそんな地域の一助になれたらと改めて考えた日でもありました。

お越しくださった皆さま、ありがとうございました。
また、興味を持ってくださった方はぜひ来年度の情報をお待ちください!

(須坂市地域おこし協力隊 日下未夕)

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