信州須坂移住支援チーム

「須坂市に住んでよかった」 「須坂市に住んでみたい」と思える魅力的なまちを目指しています。

カテゴリ: 移住体験ツアー

2022/12/09

移住希望者に市内案内を行いました

移住希望者の市内案内を行いました。
今年の夏から移住相談を重ね、今回初めて須坂市を訪れました。
居住する神奈川県からは北陸新幹線とレンタカーを使って来られましたが、久々に車の運転をしたそうです。
「道路がとても運転しやすかったです」
「長野県は運転マナーが良くて驚きました」
と感想を話してくれました。
さすが『信号機のない横断歩道での一時停止率』全国一位の長野県です。
途中、臥竜公園や百々川緑地に立ち寄った際は「駐車場が無料だとゆっくり出来ていいですね」と市内各所の駐車料金がほとんどかからない事に驚くなど、いろいろな発見もできたようです。
また、都会で子どもを育てていると車の交通量や暴走車も多く「危ない」と感じることが多いそうです。百々川緑地では「車の心配もなく思いっきり走り回って遊べますね」と話していました。
須坂市で暮らしていると当たり前の様ですが、いかに幸せな所で生活が出来ているかということを思い知らされます。移住希望者との会話から得るものは、改めて多いと感じました。
今回は初めての来訪でしたが、コンパクトで住みやすく子育てしやすい環境だと感じていただけたようです。

2022/08/26

移住体験ツアーを行いました

Permalink 18:16:17, カテゴリ: 移住体験ツアー  

今月前半のオンライン移住相談会に参加された関東圏のひとり親家庭の親子が須坂市を訪れました。
初めての須坂市でしたが、お子さんは地図で須坂市動物園を見つけるととても嬉しそうでした。
今回の来訪では、希望する移住者受入協力企業の見学や面談を中心に生活目線での市内案内を行いました。
今後の方向性を明確にする材料となったようです。
お子さんにとっても最善を考えながら前進できるよう、引き続きサポートしていきたいと思います。

2019/11/18

11/16~17ぐるっとながの移住体験ツアー『起+農+転+住』を実施しました

Permalink 11:59:06, カテゴリ: 移住体験ツアー  

2019年11月16日(土)~17日(日)の2日間の日程で長野地域連携中枢都市圏をめぐる「ぐるっとながの移住体験ツアー」を開催しました。

当日は移住先を検討中の東京圏や関西方面など広い地域から定員の5組(8名)が参加してくれました。
今回のツアーは、信濃町と須坂市を開催地として「『起+農+転+住』地方で働き方改革実感しよう!」をテーマに、移住者からリアルな体験談を聞いたり現地に触れたりしてそれぞれの地域をめぐりました。

須坂市のツアー風景とともに当日の様子を簡単にご紹介します。

【第1日目】
1日目に信濃町をめぐったバスは、夕方須坂市に移動し須坂温泉古城荘へ。
須坂の名物みそすきが組み込まれたお食事をとっていただきながら、信州須坂移住支チームから須坂市の暮らし環境や移住支援の取り組みを紹介しました。
参加された皆さんからも参加の目的や移住への課題など話をお聞きすることができました。

【第2日目】
朝は生憎の曇り空から時折雨がパラつくお天気に。
そんな中バスは予定通り出発しました。

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①空き家バンクを利用した移住者体験談と見学
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物件は築100年にもなるお宅です


空き家バンクを利用した理由は
「せっかく田舎に移住したのだから東京の時みたいに1DKなんていう選択はしたくなかった」


お茶請けに出していただいたのは須坂市内で捕れた鹿肉!!

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②新規就農移住体験談
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須坂市内のリンゴ畑に到着。
リンゴの収穫体験もありますよ。


群馬県から移住して3年目。
ブドウ園を経営していますが今ではリンゴ作りも手掛けていらっしゃいます。


農林課担当職員もご挨拶


さあカゴいっぱいに収穫するぞ!


高級ぶどうシャインマスカットも味わいました!
お土産リンゴどうもありがとうございました。

バスは一路、昼食会場の日帰り温泉施設「湯っ蔵んど」へ


市内案内は信州須坂移住支援チーム係長にお任せください

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③湯っ蔵んどで昼食と休憩タイム
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市内では先週まで菊まつりが開催されていました。
現在は湯っ蔵んどの玄関前や館内は美しい菊でいっぱいに。


昼食メニューは天ぷらそば


みんなで「いただきます!」

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④転職移住体験談と楠ワイナリー見学
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楠ワイナリーは須坂市街地から車で10分ほどの仁礼地区にあります。


あれが楠ワイナリーです!
女性から「看板の紫が可愛らしい~」


移住に至った経過など体験談をお聞きしました。
移住体験談だけでなくワインについても熱く語っていただき、とても勉強になりました。


ショップで可能な方はテイスティングも


お土産に購入される方続出

すべての日程が終了し、皆さんと須坂市役所でさよならを。


皆さん手を振り返していただきとても嬉しく感激でした。

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今回、体験談を語ってくれた移住者の皆さんは、須坂市が県庁所在地の長野市にも出やすく、充実した買い物環境とほどよい便利な田舎で住みやすいという感想を話してくれました。
参加者には冬の寒さや積雪が心配という方もいて、移住者からは冷え込んだ日の車の運転アドバイスや、近隣地域で積雪を避けるなら須坂市がギリギリのラインだったという体験談なども話してくれました。
中には須坂より北側の市町村では雪対策で信号機が縦になっているなど積雪量の目安になったというアドバイスもありました。
また、移住者の皆さんから出た話の共通点では、たとえ地方暮らしで収入が減っても以前の暮らしより支出は減るので生活できていること、移住後の生活リズムによって以前より健康になり数字にも表れたという話がありました。

本日は時折雨がパラつき寒い中ではありましたが、参加者同士も和気あいあいとした雰囲気で、各ポイントごと熱心に話を聞きながらまわられていました。
今回の体験ツアーが、今後に向けた移住の検討材料として有益なものになったのであれば幸いです。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

(信州須坂移住支援チーム)

2019/02/20

2/16~17ぐるっとながの移住体験ツアー「長野で仕事しよう!」を実施しました

Permalink 11:44:40, カテゴリ: 移住体験ツアー  

●須坂市の企業見学や、そこで働く移住者の体験談を聞きました

2019年2月16日(土)~17日(日)の2日間の日程で長野地域連携中枢都市圏をめぐる「ぐるっとながの移住体験ツアー」を開催しました。
今回は東京や愛知などから7組8名が参加してくれました。
今年度、第3弾となる今回のツアーは「長野で仕事しよう!」をテーマに、移住先での仕事を検討するにあたり企業見学や移住者の体験談を聞きながら3市町村(坂城町、須坂市、長野市)をまわりました。

【第1日目】
坂城町からスタートし、須坂市に到着したのはその日の夕方でした。
宿泊先となる須坂温泉古城荘でお迎えをするところからスタート。

夕食のお部屋に皆さんが揃ったところで、まずは一日見学を終え「かんぱ~い!」
須坂温泉古城荘の美味しい料理を食べながら、須坂市の生活環境や移住支援の取り組みを、また昨年の夏から古城荘で活動している地域おこし協力隊から移住者目線で空き家バンクで暮らす田舎の良さや環境のギャップ体験などをお伝えしました。
今回のテーマでもある「仕事」については地方での募集状況や企業の決め方などを情報提供させていただきました。
参加者から受ける質問は、やはり生活の根本となる「仕事と住居」の部分でした。

【第2日目】
前日の雪まじりの天気から一変、2日目は晴れの天気の中スタートしました。
バスに乗り込む参加者に須坂温泉の湯質の感想を尋ねると「昨夜から今朝までの間に3回も入っちゃいました!」と大変ご満足いただけたようでした。
古城荘を出発し須坂市移住者受入れ協力企業3社をまわるツアーがスタートしました!

①博善社(須高会館)
会館内はちょうど数時間後に行われる告別式の準備中。働く方の姿とあわせてリアルな見学をさせていただきました。
担当者から会社説明を受けたあと、1年半ほど前に「移住支援信州須坂モデル(仕事と住居を一括サポート)」で博善社への転職を決めて移住したKさんの体験談を聞きました。
参加者から「移住を検討して迷っても最後に決断できた理由は?」との質問に「これから先のことを第一に考えて、それに向かって進もうとする力の方が大きかった、決断し移住して良かった」という答えが。
参加された皆さんは何よりもこの体験談をうなずいて聞き入っていました。

②キノコ村
種菌から育て栽培を行うキノコ村では部屋ごとに様々な生育工場を見学させていただきました。
荒井社長から説明を受けたあと、働き始めて5ヶ月ほどになる移住者のOさんから体験談を聞きました。
大好きなキノコの仕事を目指し移住したOさんですが、すでに社長からも信頼されているのが伝わってきました。
帰りに一人ずつキノコのお土産をいただき、車内から手を振って次の見学場所へ向かいました。

③湯っ蔵んど
支配人代理の宮崎さんは「実は私も移住者です」と同じく移住を希望する参加者に向けて会社や求人内容について説明してくれました。
まだ小さなお子さんがいるご家庭での移住でしたが、今では環境にも慣れて楽しく学校に通っているとのこと。
以前もやりがいを持てる仕事だったが転職しても経験は無駄になることはないと決断に至った経緯を話してくれました。
館内の各セクションを見学し、最後は自由に地場産の販売コーナーで須坂産のリンゴなどお土産を買い求め湯っ蔵んどを後にしました。

須坂市をめぐる全行程が終了し、参加された皆さんとご縁があることを願いながら私たちは須坂市役所でバスを降りました。
前日の古城荘から対応させていただき、2日間といってもわずかな時間でしたが、この機会にお会いできたことを嬉しく思いました。
また、須坂市ツアーでは移住者の生の体験談を聞きましたが、その後の人生を自分や家族で作り上げていくことの大切さを話されていたのが印象的でした。
参加された皆さんは企業見学を通して、実際の移住者の姿や体験談を自分たちに置き換えることでよりリアルに感じ、今後に向けても参考になったのではないでしょうか。
ご参加いただいた皆さまありがとうございました。
今後、須坂市にできることを精一杯サポートさせていただきますのでどうぞお気軽にご相談ください。

【ツアーに参加された方からメールで感想をいただきました(一部抜粋・要約)】
移住体験ツアーに参加させて頂き貴重な体験とお話を伺う事ができました。
バスの車窓から道路沿いのスーパーの雰囲気や食事場所、病院の位置等を案内して頂き須坂で生活する事のイメージが湧きました。そして担当者の方が須坂の事をとても好きそうな様子から、須坂はきっと住んでも良い所なんだろうなと感じました。
仕事に関しては、仕事と住まいをトータルでサポートして頂ける環境は感動しました。
移住を実際に考えた際に大きな壁となり諦める部分が仕事で、在職中に試験面接を数回にわたりなんとか採用にこぎついたとしても、そこから退職を伝え引き継ぎをしながら家を探し引越してと考え、かなり時間と手間がかかる事を想像すると、せっかく採用されても待ってくれないのでは。と思い移住はハードルが高いと感じてしまいます。
また、自分の生活圏ではない環境の求人情報は、ネットや情報誌の情報がメインとなる為、文章と求人内容だけでどんな雰囲気で実際の雇用環境もなにもわからない、ある意味賭けの就職活動になる可能性が高いと思っています。
須坂市では担当者が企業訪問する中で得た生きた情報を得られるという事、また限られているとはいえ移住者に理解をして頂ける企業様がいる事、すごく魅力的な取り組みをされていると思っています。
移住はしたくても「働ければなんでもいい」という感覚ではなく、家族を養える事、自分がいきいき働けるという事は大事にしたいです。須坂市の取り組みを知れた事は大きな収穫でした。

☆移住希望者にとって何より「不安」が解消できることが重要です。支援する私たちは情報提供に努めるだけでなく、いかに寄り添って対応できるかが大きな課題であると受け止めています。今後につながるメッセージに感謝し、できる限りの支援を行っていきたいと思いました。

(須坂市移住・定住アドバイザー 豊田貴子)

2017/11/20

東京都から須坂市に移住した久米さんご夫婦と受け入れ企業の博善社インタビュー

平成29年9月に須坂市に引っ越して来て2ヶ月の東京出身の久米達也さん(45歳)と奥様の恵さん(45歳)のご夫婦は、須坂市の「移住支援信州須坂モデル」で移住されました。
この「移住支援信州須坂モデル」は仕事と住まいをパッケージングしてご紹介し移住へと繋げるものです。
久米さんご夫婦に、移住に至った経緯やご主人の新しい仕事についてお話しをお聞きしました。
また、久米さんを採用した博善社(葬儀会社)の竹村総務部長と久米さんの直属上司の小田切事業推進室参事にも移住者受け入れ企業の立場からお話をお聞きしました。
※移住支援信州須坂モデル
https://www.city.suzaka.nagano.jp/kurasuzaka/talk.php?id=185


<久米さん移住決定までの経過>
・1月下旬
長野地域の移住セミナーで須坂市を知り、興味をもって調べ始める
・5月27日(土)
東京で開催した須坂市移住個別相談会に参加
・6月3日(土)
移住体験ツアーに参加し博善社の見学、面談・社宅を見学
・7月1日(土)
博善社で面接試験、採用決定
・7月~9月 
勤めていた旅行会社の仕事を整理、自宅マンションを売却、自動車普通免許を取得
・9月下旬 
須坂市に引っ越し
・10月2日(月)
博善社で勤務開始

久米さんご夫婦のインタビュー
●当たり前だと思っていた東京での片道2時間通勤
「大学卒業後、全国展開する旅行会社に就職して20年以上経過していました。都内4店舗の営業所長を経験しましたが、片道2時間かけて通勤していた店舗もありました。なんとか終電に乗れても夜中1時に帰宅し翌朝5時起きの生活だったり、終電に間に合わなければ会社に泊まる日もありました。都会での仕事はこれが当たり前だと思っていたので、大変さを感じながらもそんな生活を続けていました」

●移住の目的と長野県須坂市を移住地にした理由
「旅行会社での仕事は、接客や海外旅行商品の提案などお客様と対応したり営業所内をまとめるマネジメントをしていました。さらに今まで以上に大きな役割を任され「さあ、これから」という時だった昨年5月のこと、病気で倒れ生死をさまよいました。入院生活を終え8月には仕事の内容を変えて職場復帰し、状況を見ながら再び元の仕事に戻りました。しかし、この病気がきっかけとなり「本当にこのままの生活でいいのだろうか?」と思い始めました。結論は「東京で働き続ける必要性がない」という決断に至り、再び与えられた命を大切にして人生をリセットしようと今年1月から本格的に移住を考えるようになりました。元々、私たち夫婦は山が好きで登山もよく行っていたので長野県をいろいろ調べていました。須坂市は県庁所在地の長野市に隣接しているのと買い物環境や医療施設が揃っていて便利そうな場所だったので、住むなら須坂市、仕事は長野市が多いだろうと思っていました。東京の銀座NAGANOでの須坂市個別移住相談会に参加したところ博善社の紹介を受けました。しかも社宅付きで。これまではどの市町村でも「仕事はハローワークの求人から選んでください」と言われていたので、まさか仕事まで紹介してもらえると思わなかったです。さっそく移住体験ツアーに申し込みました。移住は第一に仕事、住まいはその次の課題だと思います」

●博善社の仕事を決めた理由
「今まで自分は旅行会社の仕事しか行っていなかったため他の業種ができるか不安な面もありました。しかし、紹介された博善社は葬儀会社で、お客様と関わり創り上げる点が旅行会社に共通する部分だったので「これまでの経験を生かせるかもしれない」と直感しました。移住体験ツアーでは、見学と面談のほか社宅も見ることができたことで移住後のイメージがリアルに広がりました。ただ、夜勤があることで以前に病気を患った自分には不安があり、会社に対して率直に希望を伝えさせていただいたところ、担当部署や働き方を考慮し採用していいただきました」

6月の移住体験ツアー風景

●移住するまでに準備したこと
「これまで働いていた旅行会社の仕事の整理や引き継ぎで7月末まで東京で働き、それから他県での合宿免許で車の免許を取得しました。東京では車が必要ない生活だったので免許を持っていませんでしたが、移住後は必要になると承知していたので問題はなかったです。就業後に須坂市内で軽自動車を購入しました。自宅マンションの売却も準備期間中に済んだのですべて計画通りに進められました。採用してくれた博善社の方からは「きちんと仕事の引き継ぎを完了させてから来てほしい」という有り難い言葉もいただいていたので助かりました。仕事を持っていたら即移住というのは不可能だと思います。理解をしてくださった博善社には本当に感謝しています」

●須坂市で暮らしてみて
「まず今は初めての冬が心配ですが、順応していくしかないと思っています。今は車があるので市内の買い物はもちろん市外に移動するのも簡単ですし、長野市の本社に出勤するにも30分くらいで便利です。東京に住んでいた時は新幹線に乗らないと行けなかった自然のある場所へ今はすぐ行けます、それもたくさんあります。お金をかけずに遊びに行けます。来年の夏以降は登山も休みの度に行く計画をしています」

奥様の目線からは「スーパーは以前住んでいた所より数が多いですし、内容も変わらないので困らないです。うれしいのは野菜が安くてたくさん売っていることです。これにはとても満足しています。須坂市は東京と違って、ほどほどの人口で穏やかに暮らせる居心地の良い場所です。電車の時間は調べてから乗るようにすることを覚えました。東京で乗り慣れていた自転車が須坂市では走りづらいことがわかり、いかに一人一台の車社会かということを実感しています」と答えてくれました。
続けて奥様から現在移住を検討している方々へのメッセージとして「私たち夫婦は何よりも健やかに暮らすことが一番の希望でした。人生で何を大切にしたいのか、その価値観を確認できれば先を見据えた移住ができると思います。家族で話し合うことが大事ですね」と、今後の人生をよりよいものにしようとご主人と決意した移住だったことを話してくれました。

最後にご主人が「須坂市で今後ずっと暮らしていくのだから焦らずに気長に慣れていこうと二人で話しています。今の生活は病気が導いてくれた結果でもあり、博善社への就職をはじめ須坂市で暮らすこともご縁あっての移住だと思っています」と話してくれました。

●博善社での仕事と今後の目標
「今は事業推進室という部署で葬儀後の法事やアフターフォローをしていて、お客様を訪問するなど上司に同行しながら仕事を覚えています。早く一人で動けるようになりたいと焦る気持ちもありますが、上司は「焦るな」と声を掛けてくれるのでとても心強いです。長野県の葬儀は東京と異なる部分が多々あり、地域のしきたりなど知ることが多く奥深い仕事だと感じています。東京の職場の人数に比べると規模は小さいですが、与えられた仕事が明確にあるのでやりがいがあります。早く自分なりの色を付けられるようになりたいですし、採用してくださった博善社に恩返しができるよう務めていきたいです」

博善社の竹村総務部長と久米さんの直属の上司である小田切事業推進室参事のインタビュー
●都会からの移住者を受け入れる
「もともとIターンの採用もすすめていたので移住者の採用は特に問題ありませんでした。これまでお世話になった前の会社の引継ぎなどを、きちんと済ませてから来てもらいたいと思っていました。我が社も法事などのアフターフォローを本格的に進める事業推進室を立ち上げるところだったので即戦力になる久米さんの受け入れは本当に良いタイミングでした」

●会社のレベルアップのために
「我が社ではこれまで20代限定の採用を進めてきましたが、久米さんのように20年以上会社で実務を積んできた方は仕事のノウハウを直ぐ生かせるのが強みであり、会社のレベルアップにも繋がると思っています。久米さんは優秀な人材としての採用であったことはもちろんですが、お人柄もプラス要因でした。以前病気を患ったこともあったので心配もありましたが我が社には必要な人材でしたので働き方を考えながら採用を決めました。都会からの移住者でも適任の方がいれば今後もぜひ受け入れたいと思っています」

●将来は会社の軸となる人材に
「久米さんの採用は我が社においても事業推進室の立ち上げとともにタイミングが良かったですし、これは本当にご縁だと思っています。奥様にも、移住して博善社に勤めて良かったと思ってもらえるような働きをしてほしいと願っています」
 久米さんの直属の上司にあたる小田切推進事業室参事は「偶然ですが、私も久米さんと同じように長野市の旅行会社で営業を20年やっていました。同じく40代で博善社の仕事に就きました。久米さんも旅行会社でお客様を対応されてきたので早く職場や業務にも溶け込めると思いますし、できると信じています。将来は会社の軸となって皆を引っ張っていってほしいです」とエールを送りました。


左から竹村総務部長、久米さん、小田切事業推進室参事


博善ホールセレモニー須高会館

移住者の大半は、いざ移住を決めても、現在の仕事の整理や生活の切り替え準備のためにある程度の期間が必要になります。その期間を考慮してくれる企業の存在は移住者にとって本当に有り難いことです。企業にとっても良い人材を採用できることは理想ですし、移住希望者にとっても「移住」に理解を示してくれる会社があるのは何よりも心強いです。「移住者の受け入れ=心を受け入れる」だと私は思います。全国には様々な地域があると思いますが、理解を持って受け入れる「人情」の部分が、この須坂市には強くあるように感じます。また、そう願いながら会社訪問をする日々です。          
今回取材した久米さん曰く「移住は、将来を見据えて計画をしっかり立てれば順当に進められると思う」ということでした。色々な思いを抱きながらも計画をもって進めたからこその移住だと思います。移住には希望者本人による「目的と決断」が必要です。私たち信州須坂移住支援チームは、あくまでも仕事や環境について充実した情報を提供することに徹し、そこに最後の決断のひと押しの部分を支援しています。最後は移住希望者の意志決定次第です。
移住後も引き続き私たち移住支援チームの役目が新たに始まっています。須坂市に移住して良かったと実感してもらえるよう支援をしていきたいと思っています。
移住をお考えの皆さん、まずは須坂市の移住相談会に参加してみませんか?

信州須坂移住支援チーム
移住・定住アドバイザー 豊田貴子

  

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