今回は、秘密の”抜け道”をご紹介します。
須坂クラシック美術館はもともと、呉服商や製糸業、銀行業を手掛けた
牧新七が建てた店舗兼住宅です。
商人の家ではありますが、万が一の危険に備えて二階から一階、そして外へ逃げるための「抜け道」がつくられています。
二階から見える抜け道。現在はこうして公開されていますが、もともとは隠してあったものと思われます。
突き当りの壁の下は、一階に通じています。
普段は目にすることのない天井裏の立派な梁もご覧いただけます。
見えない部分に、こんなに巨大な木材が使われていることに、驚かされます。
抜け道の出口は・・・というと
縁側づたいに進んだ座敷の裏側にあります。
扉を閉めると、こんな具合に出口を隠せるようになっています。
そして、庭の方へ出ることができるのです。
この建物が建てられたとされる明治初期は、世情が不安定であり、須坂でも「須坂騒動」(明治3年)と呼ばれる一揆が起こり、多くの商家が打ちこわしや焼失にあいました。
この家の正確な建築年は定かではありませんが、これだけ立派な邸宅の主は、
時代の中で生き抜く備えをしていたのではないでしょうか。
須坂かるた原画展が始まりました!
期間は6月15日(水)~7月6日(水)までです
1.2階で展示中です!
6月21日(火)は、臨時休館です
よろしくお願いします
須坂でも桜が咲き始めた今日この頃。
本日は、『プースカフェ』で連載の「和み塾」の皆さまが、着物姿でご来館くだり、「香り袋作り」を体験していただきました。
お座敷の中は、華やかさ満開で、うれしい気分になりました。
皆さま、これからお花見でしょうかね♪
あけましておめでとうございます!
本年も笠鉾会館ドリームホールをよろしくお願いします
当館は、本日1月4日(月)から開館しています。
開館時間は9:30~16:30です。
よろしくお願いします
迎春は、角田正雄さんにご提供いただきました
2015年9月26日(土)~12月6日(日)の会期で、須坂クラシック美術館所蔵の着物約100点を東京・六本木の泉屋博古館分館で展示する特別展「きものモダニズム」が開催されました。おかげさまをもちまして、無事会期を終了することができました。
会期中には、前期後期をあわせて1万3041名もの方々にご来場いただき、厚く御礼申し上げます。
最寄の六本木一丁目駅の出口に大きくポスターが!
展覧会の記録をこちらでご紹介いたします。
前期展示より
会期中には、監修者の長崎巌共立女子大学教授のトークがあり、大盛況となりました。
期間をとおして、着物姿の方が多いのも印象的でした。
後期展示より
クラシック美術館学芸員もギャラリートークをさせていただきました。
多くのお客様にお集まりいただき、反響の大きさに驚くほど
岡信孝先生も駆けつけてくださり、コレクションの経緯などお話をきくことができました。
また、特別協力いただいた国立文化財機構東京文化財研究所の菊池理予研究員と秩父・新啓織物の新井教央さんとの対談、ロビーで行われた「大正ロマン コンサート」など、充実したイベントが行われました。
展覧会にあわせて発刊された図録『きものモダニズム』は、好評につき東京では品切れとなりまして、お客様方には大変ご迷惑をおかけしました。須坂クラシック美術館での在庫も残りわずかとなっております。
(通信販売等については、まことに恐れ入りますが、須坂クラシック美術館026-246-6474まで、お電話でお問い合わせいただけますようお願い申し上げます。)
須坂クラシック美術館20周年を記念して、東京の地で多くの方々に当館所蔵品をご覧いただく機会が出来ましたこと、
これまでご支援ご協力いただきました多くの皆様に心より感謝申し上げます。