母屋座敷の傍らにずっしりと構える階段。
段の下が物入れになっており、とても便利です。
こんな三角スペースにまで律儀に扉がついています。
ケヤキの材を贅沢につかっています。
一段ごとに、「滑り止め」が彫り出されています。
一枚板の表面をこのためだけに彫りだすというのは、大変贅沢なつくりです。
ここには、鯉の埋め木細工が
木目を水の流れに見立てて”鯉の滝登り”です。
節目やキズを隠すためといわれていますが、縁起もかついで、いいですね!
職人さんのアイディアに感服です。
ぜひ探してみてください。
さらに、表からは目立たない、段の裏部分をご覧ください。
ここには、大きな一枚板が使われているから驚きです。
階段だけでも、こんなに見どころがたくさんあり、日本家屋の奥深さを改めて感じます。
手すりのつけられない階段なので、申し訳ありませんが、滑り止めをしっかりと踏みしめて、くれぐれもお気をつけてお上がりくださいね
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