須坂市動物園日記

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投稿の詳細: ニホンカモシカの『ゆり』が亡くなりました。

2017/11/24

ニホンカモシカの『ゆり』が亡くなりました。

11月23日(木)の朝、ニホンカモシカの『ゆり』が亡くなりました。
死因は肺炎と思われます。

『ゆり』は2007年2月に右前足を骨折しているところを保護され、須坂市動物園にやってきました。骨折の状態から右前足を残しての治療は難しいと判断し、右前足は断脚、3本足での生活となりました。

それからの10年間、3本足でもしっかりと自分の足で立ちあがり、歩きまわる『ゆり』の姿はとても力強く、美しいものでした。
2017年5月からは後ろ足を悪くし、立ち上がることはできなくなりましたが、亡くなる前日まで弱った姿は見せず、しっかりとご飯は食べきっていました。『ゆり』が持っている生命力の強さを感じずにはいられません。

今まで多くの方が『ゆり』に会いに来て下さり、応援して下さり、暖かく見守ってくれました。
本当に本当にありがとうございました。


『ゆり』の名前の由来は「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」から。
花のように美しく歩いていました。



雪の中を歩いたり、雪の上に登ったり。活発に動き回ります。


とっても食いしん坊な『ゆり』さん。リンゴやニンジンだけでなく、


木の葉や

どんぐりも大好きでした。

11月25日(土)からニホンカモシカ舎前に献花台および『ゆり』へのお別れノートを設置します。

ゆり、ありがとう。
天国でも大好きなものをたくさん食べてね。

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