人口約1000人の村に1500人の観客が集まる歌舞伎
300年の伝統を持つ、村民手作りの歌舞伎として注目され、新聞やテレビで観たことがありましたが、是非一度行ってみたいと思い続けていました。
今回の発起人は須坂市生涯学習推進員で、「須坂発ッスル会」を立ち上げた会長の篠塚久義さんと副会長山上正建さんです。
「大鹿歌舞伎鑑賞会」を計画し、参加者49名(バス1台分)はあっという間に定員に達したとお聞きし、須坂市民の大鹿歌舞伎の注目度の高さにびっくり。
5月3日の午前7時に須坂市から49名の参加者が大鹿歌舞伎ツアーのいざ出陣です。
バスの中では、篠塚会長と山上副会長の巧みな話術で、笑いの渦・・・もう一つの公演?を楽しめました。
初めに、赤穂浪士の討ち入りを題材にした「仮名手本忠臣蔵(かなてほんちゅうしんぐら)一力茶屋(いちりきちゃや)」の段」が披露されました。
出演者の長ぜりふを自然に話す姿に思った以上に本格的で見応えたっぷりです。
続いて披露されたのが「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)寺子屋の段」
まず寺子屋で勉強する子ども達が出演すると、「かわいい~」の歓声が沸き起こりました。
恩のある菅原道真の子を救うため、実の息子を身代わりにする夫婦の悲哀を描いた物語。
父親の松王丸が、感情を押し殺して息子の首を確認する場面で見えを切ると、場内を埋め尽くした観客から舞台へおひねりが盛んに投げ込まれました。
おひねりを投げ込むタイミングも難しいけど面白い!
最後は、出演者と記念写真してきました。
秋の定期公演は10月16日の日曜日に行われます。
須坂発ッスル会でのツアーは難しいかもしれませんが、会場の熱気とパワーみなぎる大鹿歌舞伎を是非一度ご覧ください
須坂市生涯学習推進センター 小林昌幸
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