昨年(2017年)11月11日(土)、須坂市シルキーホールにて、堀直虎没後150年記念事業として開催した歴史文化講演会Ⅱに、約130人の参加がありました
須坂市出身の史学博士、村石正行さん(長野県立歴史館専門主事)より、幕末まで14代続いた須坂藩堀氏のルーツをたどる、激動の時代を生き抜いた堀氏の活躍についてお話し頂きました
前半は、須坂藩堀氏の祖である奥田氏が室町幕府の管領斯波氏の一族で、尾張国の内政実務を行っていたことや、移住した美濃国で堀氏と親戚関係になったことについて、村石さんが奥田家発祥の地(愛知県稲沢市)を訪問した際の写真などを使って紹介
後半は「名人久太郎」と呼ばれた堀秀政と「天下の三陪臣」と称された奥田直政※との強い絆、豊臣秀吉の時代に45万石の大大名まで上り詰めた堀秀政の異例の出世ぶりなど、さまざまなエピソードとともに話が進められました
※奥田直政は須坂藩初代藩主堀直重の父
参加者は「須坂藩堀家は知っていたが、戦国時代の堀氏についての歴史は知らなかった。激しい時代の波にのまれずに生き抜いた堀氏についてもっと知りたいと思った。」「上野(東京都)にはかつて堀氏の屋敷があり、不忍の池が堀氏のものであったことなど、初めて知った。」と話していました
公演される村石先生
熱心に講演に耳を傾ける聴衆者の皆さん
講演録はコチラをご覧ください↓
https://www.city.suzaka.nagano.jp/contents/imagefiles/160070/files/rekishibunkakoza_horishinoyuyaku.pdf
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