須坂市と須坂市立博物館では、貴重な郷土の古墳出土品の
保存管理に努めています。
2年に1度、本郷大塚古墳出土鉄器類のさび進行状況検査と
補修を行っています。
8月5日、6日の2日間、文化財保存科学研究の第一人者である
奈良大学教授 西山要一先生に点検していただきました。
出土品鉄器類のさびの進行は止まり、安定してきているとの
評価をいただき、「貴重な出土品の保存展示の一つのモデルケース
にもなる」という大変ありがたいお言葉をいただきました。
(須坂市立博物館 涌井館長談)
出土品を慎重に調査する西山教授
圭頭太刀のさびの進行を調査する西山教授
狭い展示ケースの中で慎重に作業
展示ケース内の環境にも慎重な眼差しで
涌井館長や千葉学芸員と綿密な打合せや指示が…
スタッフの皆さんのご苦労や専門家の皆さんのご苦労と
何より、須坂の文化財を守ろうとする一途な想いが伝わってきました。
このようなご苦労が陰にあってこそ、日本の文化が後世に伝えられていくのだとあらためて実感しました。
西山要一教授には、私たち博物館ボランティアからも敬意と感謝を
申し上げます。
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