投稿の詳細: 2014/8/30 信州岩波講座2014 講座2を聴きに行きました

2014/09/02

全文へのリンク 18:04:30, カテゴリ: 参加会議

2014/8/30 信州岩波講座2014 講座2を聴きに行きました

上高井郡市PTA連合会 テラサワです。
信州岩波講座2014 講座2に行ってきました。
なぜ行ったかと言いますと、興味もありましたが、
上高井郡Pは岩波講座の後援をしていますので、
関わりもあり、行ってきました。;)

講演の前に、メセナジュニアオーケストラの演奏を聴きました。:P
メセナジュニアオーケストラ演奏

今回の講演は、詩人のアーサー・ビナード氏が「“広告”と“文学”とどっちが好き?」と題してお話しいただきました。:p
そのお話の内容をお伝えします。
講演の様子
皆さんは「広告」と「文学」どちらが好きですか?:)

    ・現代は、広告を浴びて文学の時間に接する時間が少ない
    ・言葉づくりの面から広告と比較して文学を考えてみたい

言葉-コミュニケーションのツールだが、「世界を見る時のレンズ」「言葉はメガネ」:p

    ・同じものでも言葉が変わると見方が変わる
     たまごを焼いたもの=「目玉焼き」「Sunny Side Up」
    ・慣れる=言葉というレンズを通して理解する
     場合によってはわい曲もある
    ・英語で「バケツを蹴る」=日本語「息を引き取る」「死ぬ」
     「死ぬ」という比喩は言語で様々な表現がある

言葉には「立ち位置」も含まれている:)

    ・同じものでも誰が言ったこと、誰が言えることか「立ち位置」が分かる
    ・日本語で考えることと外国語で考えることと別々の言い方がある
    ・平和=どこかで行われている戦争のために働いていることを知らずに生活していること
    ・同じものでも言い方を変えれば別のものとなる、変わってしまった元の言葉は忘れ去られる
     「焼夷弾」「ナパーム弾」
    ・現実を隠すために誰がペテンにかけているのか=これは文学ではない、これは「広告」

    ・立ち位置の例:idea:
     原子爆弾を「Atmic Bomb」「きのこ雲」「ピカ」「ピカドン」と表現
     言葉を発した人がどこにいたかが分かる表現

言葉を通しての「文学」と「広告」:-/

    ・歴史のごまかし=「広告」
    ・言葉の乗っ取り
    ・その言葉にどんな「立ち位置」があるか自分で考え判断することが大切
    ・自分達の「言葉」を持っていれば「広告」を見抜くこともできる
     文学=新しい視点を得ようとする発見
     広告=うまい表現を使う-いらないものを買わせようとする
    ・同じ言葉の技術を使うが違うもの
    ・この言葉は「文学」なのか「広告」なのか線引きして見抜く、判断する

対談の様子
後半は会場の皆さんからの質問に対談の形でお答えいただきました。

広告を見抜く力をどう養うか?=>

    ・たくさん実例を見聞きし、使っていく
    ・広告は思考停止の感覚に訴える
     「再稼働」→「運転再開」
     再び動くことに違和感を感じなくさせる
    ・一見どうでもいいような言葉を変えて決定的なイメージを与える
    ・「情報」-自然と入ってくるものと考えてはいけない
     自然と入ってくるのは「広告」

情報をどうやって得るか?=>

    ・正しい情報を出している人とつながり、情報交換することが必要
    ・情報は貴重なもの、無料で提供するものではない
    ・「一億総白痴化」ができるのであれば、逆もなり得る
    ・情報を共有し正しい情報を得られる力を鍛える必要がある

分かりやすく、興味深いお話でした。88|
何より自分を見つめ直す良い機会になりました。:oops:

次回、9月14日(日) 13:30~16:40の講座3
 講演:赤川 次郎氏(作家) 「まともな日本を取りもどす」 
 講演:むの たけじ氏(ジャーナリスト) 「人生そのものを生き直そう 一人ずつで全員の夜明け」
 対談:赤川 次郎氏・むの たけじ氏
も行きたいと思います。:lalala:

コメント:

この投稿への コメント はまだありません...

コメントを残す:

頂いたメールアドレスはこのサイトに表示されません
頂いたURLは表示されます。
コメントは承認されるまで表示されません。
オプション:
 
(改行が自動で <br /> になります)
(名前、メールアドレス、URLを cookie に記憶させます)

上高井郡市PTA連合会

検索

リンクブログ

須坂のリンク

いろいろ

このブログの配信 XML

須坂市公認ポータルサイト・いけいけすざか