こんにちわ!「郡P」テラサワです。
もう6月ですね…。
本日はPTA指導者研修会に参加してきました。
北信教育事務所が主催のPTA役員の資質向上、活動の充実を目的に開催している研修会です。
北信地区の小中学校PTAの会長副会長の皆さんが参加していました。
今回の研修では、長野市PTA連合会 大越顧問より実践発表で、
「長野市大人と子どもの心得八か条」についてお話しいただきました。
ユーモアあふれる話題を交え、楽しく分かりやすくお話しいただきました。
- 子育ては一人でできるものではなく「学校教育」「地域教育」「家庭教育」が一緒になって子育てをするものだが、
現代はかかわりが薄くなってしまい、元のもっと親密なかかわりに戻す必要がある
- 家庭教育の原点は磯野波平さんにある
- 「ならぬことはならぬものです」=「守らなければならないことを守る自制心を育むこと」
- 「蛙の子は蛙」「the apple doesn't fall far from the tree」、まず大人が実践し、態度で示す
- 躾は押しつけ=できるまで繰り返し教え、身に着けることが大切
- 「長野市大人と子どもの心得八か条」を継続して学校、家庭、地域で実践
- 子育て教育は自立した大人へと育て、導く
- 次世代を担う、世の中を支える存在を皆で育てていく
などお話しいただきました。
次に3グループに分かれ分散会を行いました。
分散会1「信州型コミュニティスクール」
「信州型コミュニティスクール」では、
これまで各学校が地域との間に築き上げてきた土台の上に、
新たに「学校運営参画」「学校支援」「学校評価機能」を一体的・持続的に実施する仕組みを
「信州型コミュニティスクール」として構築し、
学校と地域住民、PTAの協働による地域に開かれた信頼される学校づくりを進めます。
今後進めるにあたり、学校や各種団体、地域との横のつながりのコーディネート役
が必要であるとの課題が出されました。
分散会2「家庭学習」
- 長野県の家庭学習時間は全国平均を上回っているが、予習復習時間は平均を下回っている
- 授業と連携した家庭学習が必要
- 子どもと一緒に学習ルールを作ると良い
- 学習にも見守りが必要
- 学習での頑張りを認めてあげる
- 親も共に学ぶとともに、自主性を大切にする
- 一緒に食べる食事、会話やコミュニケーションなども子どもとの関係性を高めるために必要
といった意見が出されました。
分散会3「情報モラル」
- まずは親が情報化社会、情報モラルについて理解、知識を深める必要がある
- 子どもに対して、情報モラルの教育が行われているが効果が出ていない
- 「使ってはダメ」では何の対策にもならない、正しい知識を教え、
理解させて正しく使うための教育が必要
- 学校の取組みで「ノーメディアデー」「メディアコントロール」などを行い、
家庭の実情に合った無理のないメディア、ネット、ゲームなどとの関わりで、効果が出ている事例もある
- 高山村の「わくわく村」では地域全体で子どもと関わり、人と人とのコミュニケーションが深まっている
といった意見が出されました。
前半の実践発表も後半の分散会も、一緒に活動しているPTA役員の皆さん同士、生の声を聴き、意見を交わすことができ、とても有意義な研修会でした。