カテゴリ: 塩爺の笑~顔日記

2006/06/02

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今日も元気!

塩爺の配食日記-16

配食のお弁当は日替わりで2業者から入っている。

今日は、アンケート用紙を持っての配食だった。
弱視の方や高齢の方などに聞き取り調査しながらの作業。
項目別に話を聞いて、最後に要望、意見の項目になる。

塩爺 「何かあるかな~、例えば配食の人間が気に入らないとか、
    もっと旨いもの食わせろとか…」
  
皆さん、2業者の弁当の内容に文句が、たらたら…

確かに塩爺から見ても明らかに異なる。
無機質な顔で作っているような弁当
食べる人の顔を想像しながら作っているだろうと思える弁当
(ちょっと言いすぎかな?)

しかし、利用者の方々は、口を揃えて、
「書かないでね、作ってもらって、運んでもらって、文句は言えないから」

一見優しい言葉に聞こえるが、塩爺は弱者が世間に気を使っているような
嫌な言葉に聞こえた。

皆さんは弱者ではない! ちゃんとお金を払っている。
福祉とか何とかという言葉で、自分を弱者のように思ってほしくない。
権利は主張すべきだ! わがままはいけないが…

最後にO婆の一言
「配食の人は替えないでほしいと書いてね。特にあんたは :D

塩爺は、冗談でも嬉しかった :p
しかし、こっぱずかしくて書けなかった :oops:

  

2006/06/01

全文へのリンク 18:28:42, カテゴリ: 塩爺の笑~顔日記

今日も元気!

塩爺の配食日記ー15

Kさんは、畑の草取りをしていた。
太陽の動きに合わせ、日陰日陰と移動し、
黙々と、地べたに おちゃんこ してがんばっていた。

塩爺 「Kさん、こんにちは」
K婆 「もう、そんな時間かい」
塩爺 「精が出るね」
K婆 「婿が仕事が嫌いで困ったもんだ、こんなの
    耕運機でちょっとやればすぐ済むのにな~」
塩爺 「婿殿もKさんに身体動かさせるために
    無理にやらないんじゃないの?」
K婆 「そうかや~」

 少々、疲れた顔をしているが、Kさん手を休めない。

塩爺 「それにしても広い畑だね」
K婆 「何にもなんねぇ土地ばっかあって、困ったもんだ」
塩爺 「そんなことないよ、幸せだと思う~な」
K婆 「しあわせじゃなくて、しわよせだよ :))

 今日は身体を動かしているせいか、Kさん、駄洒落もグ-…だった。

塩爺は仕立屋のせがれで、農業とはガキの頃から縁がなく、
成人後は、ずっとサラリーマン稼業を続けてきた。

Kさんと見ていると、昔話でも聞きながら一緒に
草取りをしていきたい気分に駆られた。

歳をとると土いじりがしたくなると聞いている。
も~歳か :(

2006/05/31

全文へのリンク 18:05:46, カテゴリ: 塩爺の笑~顔日記

今日も元気!

塩爺の配食日記ー14

Mおばあさんは難聴だが、とても明るい
おばあちゃんだ。

玄関を開けると、奥の廊下で必ず何かしている。
冬は編み物、春は庭を眺め、夏は…まだ未確認。
小柄な身体で、背をまるめて一生懸命編んでいた
あの作品は完成したのだろうか。

塩爺 「Mさ~ん」3回ほど呼びかけて…
M婆 「ごくろうさん :p 」

家の周りは畑が多く、必ず誰か作業をしていて、
お茶などは、Mおばあさんの所で、飲んでいるようだ。
安心、安心。

とても笑顔がかわいい :D Mおばあさんは、誰からも
慕われているようで、庭の手入れなども農作業のかたわら
みんなが、やってくれるという。

今日、塩爺は自分の仕事で少々イライラしながらの
配食であったが、Mおばあさんの笑顔を見たら
吹っ飛んでしまった。

塩爺も、もっともっと爺になったら、Mおばあさんのような
自分の笑顔で、人を幸福な気持ちにさせられるようになりたいものだ。

え、無理だって? 誰かが後ろでささやいている… :P

2006/05/30

全文へのリンク 18:20:27, カテゴリ: 塩爺の笑~顔日記

今日も元気!

塩爺の配食日記ー13

2日ほど休んでしまった。
祭りの後の旨~い酒に惑わされ、
日記を書くのをおろそかにした。
そう、塩爺は酒と○○○と○○○が好きなのである。

さて本題であるが、
昨日から、新たらしく配食サービスに加わったSさん。
昨日、初めて伺ったが返答なし。
仕方なく、玄関先に厳重なる加護をして食事を置いてきた。
社協に連絡し、Sさん宅へ電話で玄関先に置いてある事を
連絡していただいた。

今日もSさん宅へ伺った。今日も玄関の鍵は閉まっている。

塩 爺  ピンポ~ン
Sさん 「どちらさま」
塩 爺 「社協で~す」
Sさん 「はい、今開けるから少し待っててね」
塩 爺  待つこと約5分、待っている時間は長~く感じる。
Sさん 「はい、ごめんなさい」カチャ
塩 爺 「はじめまして、配食の塩○○です、よろしく」
Sさん 「こちらこそ、足が思うようにいかなので、すいませんね」

 つえをついていた、待たされた事は理解できた。
 リビングまで食事を置きに行く。
 とっても優しそうなおじいちゃんである。笑顔がとってもいい :D
 
塩 爺 「昨日はごめんなさいね、玄関先に置いていって」
Sさん 「あ~いいよ :D 、こちらこそ悪かったね」

 駐車場には車椅子のステッカーが貼ってある車を発見。

塩 爺 「Sさん、車の運転するの?」
Sさん 「ばあさんの所へ行くのに少しね」
 
 奥様は、現在入院中との事。

塩 爺 「車の運転、気をつけてね」
Sさん 「ゆっくりと運転するよ、ばあさんより先に
     逝くわけにはいかないからね」

塩爺も公用車に乗っているときは、非常に優しい運転である(自我自賛)
が、マイカーだとどうであろう…、自信がない :-/

運転者は健常者ばかりではない、Sさんのような方もいる。
健常者は、何の不思議もなく、ごく自然に車に乗っているのでは
ないだろうか。
そして、少~しトロイ車にはイライラする…、塩爺がそうである。
もしかしたら、ステッカーを見落としているかもしれない。

車の運転中は、もっともっと目配り、気配りをしなくてはいけない。
そんな事を思った今日の塩爺でした。

2006/05/27

全文へのリンク 18:29:25, カテゴリ: 塩爺の笑~顔日記

今日も元気!

塩爺の配食日記ー12

通販カタログとにらめっこのSさん。

塩 爺 「いいものありますか」
Sさん 「夏物がほしくてね」
塩 爺 「へ~、すてきなブラウスじゃないですか」
Sさん 「自分がちゃんと歩ければ、いろんな店に行って
     好きなものを買えるんだがね」

確かに、限られた紙面での種類は少ない。
この人達の境遇からすると衣服に限らず切実な問題なのだ。

自由に移動でき、目的を達成できる、当然と思っている塩爺の
環境下は、実は感謝に値するものなのだ。
この頃の塩爺は不平不満の毎日。まだまだガキだ!

Sさん、紙面の上で迷っていたが、どのブラウスを購入したのだろう。
隣には、産地直送の美味しそうなカタログも開いてあった。

Sさん 「食べ物はついつい買いすぎてしまう。だからこれは
     見て楽しむだけ」

堅実である。 でもうまそうだった…。

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