岡田宗之の活動日記

須坂市議会議員

投稿の詳細: 行政視察:いきいき元気推進事業について

2016/08/09

行政視察:いきいき元気推進事業について

Permalink 12:38:51, カテゴリ: 活動日記  

平成28年8月2日
いきいき元気推進事業について
愛知県東海市市民交流プラザ 健康推進課より説明

1.選定理由
 東海市は平成23年度から市民が自然に健康づくりができる環境整備を行い「めざせ 健康寿命日本一」をテーマに、健康応援情報提供事業や健康応援ステーション事業「いきいき元気推進事業」として展開してきた。この取り組みが、「第1回健康寿命をのばそう!アワード」で、厚生労働省健康局長自治体部門優良賞に選ばれている。
須坂市においても健康長寿発信都市「SUZAKA JAPAN」として健康をキーワードに事業を進めてきている中で、先進的な取り組みが参考になると考え、今回視察先として選定した。

2.視察の状況
 平成20年に各種健康データ調査から、東海市は平均寿命が、県内78市町村中、男性68 位、女性43位と低く、市民の健康状態も健康意識も低いという結果が出た。そこで市長が新たな市の方向性として、市民の「健康づくり」と「生きがいづくり」を掲げたことから、職員42名による「いきいき元気推進委員会」を立ち上げ、事業の推進が具体的に動き出した。
健康診断の結果と簡単な問診から、個人にあった運動強度や食事量など具体的な健康づくりの方法を「運動応援メニュー」と「食生活応援メニュー」にして知らせている。また、応援メニューに対応した実践の場として、参加飲食店を「食生活ステーション」として、自分にあった食事量が体験でき、運動施設を「運動ステーション」として、自分にあった運動指導が受けられるよう整備した。現在、食生活ステーションが31店舗、運動ステーションが5施設、医療機関を訪れた方に事業紹介を行うメディカルステーションが92機関(医師会・歯科医師会・薬剤師会)となり、この仕組みがまち全体に着実に定着してきている。行政内でも事業連携により、公園を活用した自分にあったウォーキングペースが体験できるウォーキングコースの整備も進めている。
 平成26年4月に「カゴメ発祥の地」であるまちの特性を生かし、カゴメ株式会社との間で、トマトを通して市民一人ひとりの健康づくり及び地域の活性化を目的に、「トマト de健康まちづくり協定」を締結し、トマトde健康プロジェクト事業がスタートした。ジュース用トマト凜々子(りりこ)の栽培や収穫したトマトの料理教室や、「トマトで健康づくり条例」を制定し、毎月10日をトマトの日と定めて小中学校の給食にトマト料理を出している。また、トマトジュースによる乾杯を奨励しており、トマトを通した健康づくりと地域の活性化を図っている。

3.須坂市にどう活かせるか
 東海市と須坂市は同じ「健康」を通してまちづくりを進めているが、東海市は健康について市民意識を向上させる施策を取っており、須坂市は健康(長寿)を観光や移住に結び付ける施策となっていると感じる。須坂市においても東海市のような市民の健康意識の向上を図る事業を取り入れていくべきと考える。

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