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投稿の詳細: 地域の持続可能性と農業について(2月19日 藻谷浩介氏の講演を拝聴して)

2018/03/09

地域の持続可能性と農業について(2月19日 藻谷浩介氏の講演を拝聴して)

Permalink 17:22:09, カテゴリ: :退任:田島隊員(農林課)  

2月19日のことです、書き間違えではありません~。:roll:
『里山資本主義』で知られる藻谷浩介氏の講演会に行ってきました。

協力隊活動ブログで報告することは特に考えていなかったのですが、人口減少や高齢化時代をサバイブするのに注目すべきは、“田舎くらし”と“農業”であるというお話しが心に残りましたので、シェアしたいと思った次第です。
須坂市地域おこし協力隊(農林課)の田島です。こんにちは:p

chira

なぜ心に残ったかというと、、、
私自身が、田舎暮らしと農業にあこがれて移住までしてしまった人間であり、この日の藻谷さんのご講話は、農のある暮らしを目指し信州へ移住した私の選択を肯定してもらえたかのような内容で、とても感覚的でまとまりのない私の思考をまとめてくださったかのようでもありました。

講演会のあとは、嬉しいというかパワーをもらえたというか、いまだ興奮が冷めないといっても過言ではありません。
そこで、3時間にも迫る講演会でお聴きしたなかからほんの一部を、ここに簡単にご紹介したいと思います。

~~~~~~~~~☆~~

① “人口減少”を読み解き、何が起きているかを理解する。

2010年~2015年の国勢調査による地域別・世代別の人口増減の状況を見ると、65歳以上の人口が急激に増加しており、納税者である現役世代と未来の納税者となる子供世代の人口が減少している。つまり、ただ単純に人口が減ってきているのではなく、「少子化」と「高齢化」という異なる二つの現象が起こっているということである。
「少子化」と「高齢化」はそれぞれが別々の問題であるため、それらの対策もまた別々に考える必要がある。

② 【少子化対策】人口減少から人口増加へ転じる「生き残る地域」となるには

・少子化の原因(1):子供を産んで苦労している人を見て産むことを控えるひとが増えた。何故苦労しているのかに着目すると、「子育てしやすかった環境が壊れたから」。
例えば、昔の百姓の男は家事も育児も参加した。また多世代同居の家族や近所が一緒に子供たちの面倒をみた。ところが現代は、「男は仕事、女は家庭」という男女の役割についての固定観念や、核家族化や地域住民同士の横のつながりの希薄化といった社会の変化により、育児経験の少ない母親または父親が独りで育児をしなければならない状況に陥りがちで、子供を産み育てることが「苦労」と感じられるようになってしまったことにより子供を産むことを控えるひとが増えてしまった。

少子化は「子育ては集団で行う」という考え方に立ち返って、昔の子育ての環境に「戻す」努力をすることで、現役世代や将来の現役世代が子供を産み育てたい社会にしていくことにより、いずれ収束する。

・少子化の原因(2):進学・就職のために故郷を離れた若者世代が戻ってこない。
⇒「若者世代が戻ってこない地域」にみられる共通点とは:
‐ 親が子に「この町はダメだ」という➡ダメな場所に人は来ないし住みたいと思わない。
‐ 隣同士で喧嘩し、絶対まとまらない、「無いもの探し」「悪者探し」をしている➡地域の課題は他人ごとではなく、自分ごと、“地域ごと”。
‐ いくら頼まれても空き家を貸さない➡地域外から住みたいひとが来ても家がなければ移り住むことができません。
‐ 観光客に地酒・地魚・地野菜を出さない➡どこかに旅行に行ったら、その土地ならではのものを食べたり飲んだりしたいものですよね。
‐ 「何もない」と「当たり前」が口癖➡何らかの住む理由があり、有り難い場所であったから先祖がこの地を選んだ。何が“有り難い“のか、よそ者の目線も参考にしてみよう。
‐ 自分の子供は都会に出しておきながら、都会から移住してきた若者の悪口を言う

人口が減らない地域を作っていく。人口が年々減少していく時代に、住民が“仕方なく住む”地域に未来はない。
住民が堂々と「そこに住む理由」を説明できる町が「生き残る地域」となる。
何故この地域を選び、暮らすのかという「住む理由」を「良いもの」にしていくこと。

③ 【高齢化時代】健康で豊かに生きる

「いい学校を出ていい会社に入ることが、いい人生を送ること」という“イメージ”は、およそ50年くらい前に平均寿命が67歳くらいのころは当てはまることもあったといえる。しかし現在は、その頃より格段に平均寿命が延びているので、退職してからの生き方も重要である。
専業・兼業を問わず、農業をして体を適度に動かし、新鮮な野菜や果物を食べることで、健康で楽しい時間を過ごせる。 

④ 人口減少社会における人手不足をAIが人に代わって活躍する時代。
“人にしかできない仕事”とは、人間特有の感性を必要とし、感情で分かち合い、感動を生む仕事である。
それは、「教育」「接客」「スポーツ」「福祉」そして「農業」や「林業」である。

~~~~~~~~~☆~~

心に迫るご講話のなかから、以上、私が個人的に特に心に残ったことをシェアさせていただきました。

suwako
(諏訪湖)

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