先日、須高地域自立支援協議会の発達・療育支援部会の皆様と
「須坂支援学校」(今年度開校)の見学をさせていただきました。
(「考える会」はもともと、自立支援協議会の旧こども部会(現発達・療育支援部会)のメンバーの一部から立ち上がった団体です。)
地域の要望から立ち上がった市立の特別支援学校ということで、須坂支援学校は見学ラッシュでした!
当日も、佐久地方の議員さんの見学とちょうど時間が重なっていたようです。
まず、体育館での活動の様子を見学しました。
7名のお子さんに先生も同じ数くらいついていらっしゃって、手厚いです。
体育館いっぱい使って、様々なメニューをこなしていました。
みなさん、楽しそうに取り組んでいました。
途中、気乗りしない様子のお子さんもいましたが、脱走する子なんて一人もいません!
要所要所でお子さんに合わせた視覚支援もされているようでした。
体育館の活動のあとは、新しくできたばかりピカピカ(といっても改装です)の中等部になる予定の教室を案内してもらいました。
(須坂支援学校は須坂小学校の中にあります)
相談室になる予定のお部屋で、4月からの活動の写真をスライドで見せていただきながら、教育相談の中村先生から様子をお聞きしました。
先生方の熱心な取り組みに、本当に感動しました。
教室の掲示物(視覚支援はもちろんですよ!)やお子さんの様子を見せていただくと、実感できます。
支援がうまくいかないと、次の日にはすぐに支援方法を変えていくスピーディーさ、などに「素晴らしい!」と感嘆の声が上がりました。
須坂市の「地域の子は地域で育てる」という理念から生まれた、「須坂支援学校」と「ぷれジョブ」は兄弟のようなものです。
来年2月11日に行うフォーラムでは、「須坂支援学校」の様子も報告していただく時間を設ける予定ですので、こちらもお楽しみに。
3月2日に稲荷山養護学校の杉浦先生に会いに行きました。
といっても、遊びに?行ったわけではなく、会で、発行予定のリーフレットと来年度開講予定の「特別支援教育実践講座」の打合せで。
杉浦先生というと、安い材料をうまく使った教材やVOCAの『言霊君』のゆるーい、印象が強いのですが、
まず「障害は状況である」!!「しかも、その障害を被っているのは、いわゆる障害児者だけでなく、その人とかかわりたいと思っている人自身の中にも存在する」(相互障害状況)《梅津八三》
という話から始まり、「障害のある人が自立するということ」や「地域に特別支援学校ができることの意味」についていろいろ意見交換させていただきました。
本当に、いろんなことに対して、まじめで、誠意のある方だという印象を受けました。
来年度の実践講座、お楽しみに。それ以外にも、何か生まれそうな予感が??
先生、お忙しい中ありがとうございました!
昨日、ワークスペース夢工房さんの職員対象研修会に飛び入り参加させてもらいました。
考える会から2名の参加です。
というのは、稲荷山養護学校の青木先生が、iPhonやiPadを持ってドロップトークの実演・説明をしてくださる、というのですから、行かないわけにはいきません。
VOCA(Voice Output Communication Aid=音声を出力してコミュニケーションを支援してくれる機械)から説明してくださり、ドロップス(シンボル)を使った視覚支援の導入ステップもあり、でとてもわかりやすかったです。
ちなみに、ドロップスは現在1000以上あるそうです。
たとえば、ハンバーガーはこんな感じ。
男の子はこんな感じ。
こんな絵がiPhonやiPadに入れられるのがドロップトークです。
音声でコミュニケーションをとるのが難しいかたのVOCAになってしまうんです。
いろいろな可能性が広がるツールだと感じました。
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