7月16日に、南雲明彦さんをお迎えして、
講演会「ボク、学習障害と生きてます ~気づきから、理解~」
を行いました。
参加者は70名ほど。
須坂市内だけではなく、県内各地から参加してくださる方もいました。
↑南雲明彦さんです。
ご自身が、ディスレクシアであることを公表されて、日本各地で精力的に講演活動を行っていらっしゃいます。
苦労した小中学校時代のエピソード、高校に入ってからの大変さ、二次障害になり、そこから立ち直っていく様子などをお話してくださいました。
ディスレクシアと分かったのは大人になってから、偶然に、とのことでした。
しかし、公表しても理解されず、逆に差別されるような経験もされたそうです。
一人でも苦しむ子どもがいなくなるように、熱心な活動を行っていらっしゃるのに、実に聡明で真っ直ぐで、爽やかな印象の南雲さんです。
後援後、南雲さんの著書のサインを頂きながら、話しかける方がたくさんいらしゃって、帰りの電車の時間ぎりぎりまで、人だかりは途切れませんでした。
↑考える会のスタッフと記念撮影。
南雲さん、参加された方々、猛暑のなかありがとうございました。
今年度は、このほかに発達障害当事者をテーマにした映画の上映会も行う予定です。
ご期待ください。
3月28日(水)に特別支援教育実践講座
「Let's 視覚支援」を行いました。
夕方、午後5時からという中途半端な時間にも関わらず、
27名もの方が参加してくださいました。
地元福祉施設の職員さん、学校の先生が多かったです。
講師は、本田祐介先生です。
先生は伊那養護学校の講師なので、三月最終週の一週間だけは丁度、
無職(!)になってしまう時期。
講座タイトル画面の肩書はレアものです(笑)
みなさん、熱心に聞いていらっしゃいました。
「メモが取れないから、もう少しゆっくり話してください~」
と会場から声があがることも。
アンケートの中で、
「分かりやすく、だけではなく楽しく、ということがよかった」
「絵にかける言葉を使う、ということが新鮮だった」
「伝わっているか常に考えていきたい」
と感想を頂きました。
ありがとうございました。
☆☆☆
これで、23年度の事業がすべて終わりました。
参加してくださった方、講師の先生方、ありがとうございました
2月25日(土)に特別支援教育実践講座
「子どもの困った行動にどう向き合うか?」を行いました。
25名ほどの参加者数でした。
講師の両川晃子先生は、特別支援教育士スーパーバイザーです。
「行動」に問題のある子について、どう支援していったらよいか具体的なお話から始まりました。
主に、学校での過ごし方について、またSSTやソーシャルストーリー、コミック会話の紹介や不登校への対応など、幅広く説明していただきました。
最後の質疑応答では、先生方からの質問が多く、特に不登校気味のお子さんへの対応について悩んでいらっしゃる様子でした。
子どもの「困った行動」には必ず原因があり、その行動の前にどんなことがあったのか記録をとっていくことが大切だそうです。
今年度3回にわたって両川先生にお話ししていただきました。
もう一つの、教材紹介シリーズの特別支援教育実践講座は3月28日に行います。
こちらは次の記事でお知らせします
佐久でも「ぷれジョブ」を!という熱い思いを持った方々がいらっしゃって、須坂へも視察へ来られていました。
そして、ついに先日、佐久市でシンポジウムが開催されました!
午前中は、倉敷市で初めてぷれジョブを始められた、西幸代先生の基調講演がありました。
須坂市でも、ぷれジョブを始める前に西先生をお招きして講演会を行っていました。
何度お話をお伺いしても、ぷれジョブへの熱い想いを感じます。
今回は体調を崩されていた中の講演で、いつものようなパワーがなくて、と感じていらっしゃるようでした。
しかし、静かな口調の中にも、芯の通った信念を感じて、思わず襟を正す思いでした。
一年余りぷれジョブを行ってきた須坂ですが、今回、改めて初心に帰る良い機会を与えていただきました。
午後は、先行する新潟の取り組みの発表のあと、
須坂ぷれジョブ推進会議から、須坂市での取り組みについて紹介させていただく時間を頂きました。
副会長の田幸先生より発表しました。
その後、パネルディスカッションがあり、「ぷれジョブすみさか」副会長の清水さんがパネラーとして参加しました。
同じ「ぷれジョブ」を行っている、新潟と須坂ですが、運営する会の発足の経緯や運営の仕方など、地域差があるのが興味深かったです。その地域にもともとあるものを上手に使って立ち上げていくのが良さそうですね。どちらも、いろいろな立場の方の関わりがあるのは同じでした。
それから、新潟ではお父さんの頑張りが大きかったです!行き詰った時は、「飲み会!」というのもお父さんならでは!という感じでした。
佐久でも早く「ぷれジョブ」が始まると良いですね
特別支援教育実践講座「読み書き・算数(数学)が苦手な子どもへの学習支援」が10月29日に無事終わりました。
まず、会長からご挨拶です。
講師の両川晃子先生には、午前、午後と長時間にわたってお話していただきました。
参加された方は保護者のほか、学校の先生方も多く、内容の濃い講座になりました。
お話の中には、学習障害の疑似体験もありましたので、参加者の方も冷や汗をかいたり、「難しい!」と声が上がったりする場面もありました。
質疑応答では、漢字の習得が難しいお子さんを担任する先生からの質問などが挙がりました。それらの質問にも丁寧に両川先生が答えてくださって、皆さんの参考になったことと思います。
冬に3回目を企画しています。
両川先生をお迎えし、違うテーマでお話していただく予定です。