須坂ぷれジョブ推進会議

２月２５日（水）にぷれジョブときわ第５期の修了式が行われました。

小６　Ｒさん　ぬくもり園
今期からはじめてぷれジョブに参加したＲさん。初めてのことは緊張してしまいがちなのですが、経験を重ねるごとに慣れて、たくさんの仕事に取り組めるようになりました。今日は、感想をしっかりメモしてきて、みんなの前で大きな声で発表することができました。帰りを待つお年寄りと一緒に水戸黄門を少し見てから、いつものお仕事がスタート。机や椅子、ベッドなどを消毒し拭いていくお掃除は、すっかり慣れて手際よくできるようになりました。これで中学校に進学しますが、また、新しい場所で経験を重ねていって欲しいと思います。

中２　Ｓさん　田中紙器製作所
今回は同じ箱折りの仕事を６ヶ月間、ずっと続けることができました。今回は受け入れ先の方もおいでいただいたのですが、箱折りは地味だけれどコツがいる仕事で、気をつけないと不良品をだしてしまう厳しい仕事でもあります。Ｓさんは、サポーターさんと楽しみながら仕事をしていて、笑顔が素敵で、社員も来てくれる日を楽しみにしていましたとお話いただきました。最終日に自分が折った箱をいただき、その箱に友だちからの手紙を入れ宝箱にしているのだそうです。本日も自慢げに見せてくれました。

中２　Ｈさん　（株）シンエイ
工場でいろいろなお仕事を経験させていただきましたが、最終日には社長さん・常務さんと一緒に、台車にキャスターを取り付けるという、とてもやりがいのある仕事を行いました。たくさんの道具を上手に使いながら、一つの製品ができあがっていくすべての過程を経験でき、満足したようです。社長さんからも、今回、受け入れさせていただき、会社としてもたいへん勉強になったとコメントをいただきました。

３名のみなさんに修了証をお渡ししましたが、満足そうな笑顔が印象的でした。
春休みをはさんで準備を行い、次回、４月２２日の定例会で第６期の打ち合わせを行う予定です。

１月２１日（土）に、須坂市内でぷれジョブに取り組んでいる３地区合同の新年会が行われました。今回は、地区を超えた仲間づくり・懇親に加え、日頃お世話になっている方への報告も兼ねて会を開催したのですが、６０名もの皆さんにご参加いただき、楽しいひとときを過ごすことができました。

まず、４年間の須坂のぷれジョブを振り返り、「すみさか」「おおもり」「ときわ」各地区のお子さんの姿や定例会の様子を写真で見ていきました。各地区の代表の方からも、それぞれの地区の取り組みの様子の報告がありました。こうして振り返ってみると、多くのお子さんが、多様な場所で、多くの方に支えていただきながら活動できていることを実感します。

須坂市の副市長さん、教育長さんからのお話をいただいた後、全員でレクを楽しみました。初めて出会った方々とも電車になってつながり、全体が楽しい雰囲気になった後、お楽しみの会食。おいしいケーキをいただきました。

会食の合間に、スピーチをいただいたのですが、須坂市の教育次長さん、そして毎年ご寄付をいただいている長野県教職員組合上高井支部の代表の先生、そして、須坂市の「ぷれジョブの父」吉田先生からも、お話をいただきました。ほんとうに多くの皆さんに支えていただき、ここまで続けてこられたと感じます。

そして、この日、いちばん輝いていたのが、今はぷれジョブを卒業している皆さんからのスピーチです。事前の細かな打ち合わせは全くなかったのですが、参加してくれた３名が、順番に前に出て、ぷれジョブをやってきた感想や今、自分ががんばっていることなど、堂々と発表してくれました。ぷれジョブを始めた頃は、定例会の発表も恥ずかしくて隠れるようにしていた姿を知っているサポーターの方々は、思わず涙。自分の言葉で、しっかりと思いを伝える姿は、今ぷれジョブ取り組んでいる皆さんや保護者の皆さんにも、大きな勇気を与えてくれました。

あたたかな、優しさあふれる雰囲気の中、時間はあっという間にすぎましたが、とても清々しい気持ちで帰ることができました。素敵な子どもたち、お世話になった皆さん、ほんとうにありがとうございました。

報告が遅くなってしまいましたが、１１月２６日（水）にぷれジョブときわの定例会が行われました。

Ｒさん（小６）ぬくもり園
利用者の皆さんが帰られたところから、お掃除や消毒などのお仕事をしています。細かなところまで、手際よく、作業を進めることができています。すっかり仕事の手順も覚え、早く終えることができるようになってきました。お年寄りとの交流は難しい面もありますが、職員の方と、好きな歴史の話で盛り上がっていたそうです。

Ｓさん（中２）田中紙器製作所
引き続き、箱折りの仕事に取り組んでいます。ゆっくりでもいいので、丁寧に作業を進めることが、今回の目標ですが、その注意をしっかりと守って、不良品を出さないように、仕事を進めることができています。折る時の微妙な力加減があるのですが、そのこつをつかんで、無理に入れようとしないで作業ができていることに驚きです。

Ｈさん（中２）（株）シンエイ
今回は新たに部品のバリを取る仕事にも挑戦しました。鉄のやすりを使って磨くのですが、部品もやすりも重いので、とてもたいへんです。お仕事が大好きなＨさんですが、さすがにその日は、家に帰ると「疲れた」と言っていたそうです。それでも、仕事中は、弱音をはくこともなく、黙々と作業を続けていたそうです。

早いもので、今期のぷれジョブも半分を過ぎ、後半に入っています。寒くなってきますが、がんばりましょう。

ぷれジョブときわ、１０月の定例会が、１０月２２日(水）に行われました。このところ気温の変化が大きく、ちょっと体調を崩してしまっているお友だちもいますが、ぷれジョブの方は順調に進んでいるようです。

Ｒさん（小６）　ぬくもり園
ぬくもり園さんにもすっかり慣れてきて、お年寄りとの交流が少しずつできるようになってきています。お掃除のお仕事はすっかり手順を覚え、素早くとりくむことができています。新しい場所が苦手なＲさんにとっては大きな進歩ですね。また、今日は定例会で会場準備に大活躍してくれ、感想発表もしっかりとできました。

Ｓさん（中２）　田中紙器製作所
箱折りのお仕事、頑張っています。取り組み始めた頃に比べると、かなり上手に折れるようになってきています。不良品を出さないように気をつけながら、目標をもって仕事ができています。また、サポーターさんとたくさんお話ができるようになり、帰りの車の中では盛り上がっているそうです。そんな関係も大切ですね。

Ｈさん（中２）　（株）シンエイ
段ボールの組み立てなどを中心に頑張っています。ひとたびお仕事になると、一切、話もせずにもくもくと取り組んでいます。しかもどうしたら手際よく作業ができるのか考えながら、取り組むことができています。今回、１年以上前にサポーターを担当されたＴさんからは、本当に成長していて驚いたとお話がありました。また、今回は、シンエイの社長さんもご出席いただき、Ｈさんの頑張りをご報告いただきました。どんなお仕事がいいか、いろいろとご配慮いただいております。今後ともよろしくお願いいたします。

遅くなってしまいましたが、ぷれジョブときわ９月の定例会が９月２４日水曜日に行われました。新しい受け入れ先でのぷれジョブが順調にスタートしている様子が報告されました。

中２ Ｓさん　田中紙器製作所さん
箱折りの仕事に取り組んでいます。和菓子店で使われるもので、箱に傷をつけないように慎重に仕事を行っています。ゆっくりでいいので、丁寧な作業を心掛けてくださいと会社の方からお話があり、最後の組むところはサポーターさんと一緒に、慎重に作業を行っています。回を重ねるごとに上達がみられるようです。

中２ Ｈさん　株式会社シンエイさん
ダンボール箱を開けた時のストッパーになる商品を袋詰めしていく作業をおこないました。一度説明を伺うとすぐに理解して作業を進めることができています。自分なりに工夫して能率的に作業を進めることができている、さらに新しい仕事にも挑戦していきたいと本人は意欲的です。

小６　Ｒさん　ぬくもり園
今回、初めてぷれジョブに取り組んでいるＲさん。老人福祉施設であるぬくもり園さんでお世話になっています。今回はホールのおそうじを担当し、モップ掛け、机の上の雑巾がけなどの仕事に取り組みました。とても手際よく、スムーズにお仕事ができていました。今後はお年寄りと交流することもさせていただく予定です。クラスの友だちにもぷれジョブに取り組んでいることをしょうかいされて嬉しそうでしたと学校の先生からの報告もありました。

次回定例会は１０月２２日水曜日、午後７時から　中央公民館２階和室の予定です