亀倉神社は、社名を「山神社」(やまのかみのやしろ、又はやまじんじゃ)といわれ、祭神は大山祇大神(おおやまつみのおおかあみ)を祀る山の神です。自然神で春になると里へ降り五穀豊穣を司り、冬になると山にかえり、やまの安全を守るといわれています。古くから当地区の産業のひとつであった山仕事(木炭生産・薪炭生産・山竹の採取等)の安全と五穀豊穣を願い、崇拝親しまれてまいりました。大山祇大神の縁数は十二であるといわれてます。亀倉地区はそうした山の民の信仰習俗を地区全体の生活暦の中に残しており、奥宮の山の神の祭祀は、(以前は五月十二日)に行われていたことを物語っています。また亀倉山道を行くと「十二」と呼ばれる地籍があることから、初めは此の地籍あたりに亀倉神社の基があり集落が平地に移るに従って、現在の位置に移転奉られたものとされています。
また亀倉神社の祖となる大山祇命を祀った国幣大社、大山祇神社は瀬戸内海に浮かぶ愛媛県今治市大三島にあります。山の神を奉った神様ですが、(海の神とも切り離せないことがあるのでしょうか)神秘な玉虫色な感じがします。山の神は、日本最古の神とされており、毎年越年祭には千二百人以上の参拝者が訪れ、無病息災・商売繁盛・家内安全を願われており、心の拠り所として崇拝されている皆さんの神社です。 (亀倉神社宮司より拝聴)
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