投稿の詳細: 須坂市指定有形文化財 「中澤吉四郎家文書」

2012/09/19

全文へのリンク 16:48:06, カテゴリ: 文化財の紹介

須坂市指定有形文化財 「中澤吉四郎家文書」

◆平成24年2月29日指定◆

中澤吉四郎(なかざわきちしろう)は江戸時代末期の弘化(こうか)元(1844)年、穀物販売業を中心に貸本業・絞油業など幅広く営む商人であった中澤吉右衛門の長男として須坂に生まれました:)

成人したのちは、父の商売を継ぎ明治時代に入ると製糸業も営むなど、商業の幅を広げていきました。
商業を行いながら行政にも深く関わり、明治8(1875)年に長野県から須坂の副戸(こ)長(ちょう)を命じられ、明治12(1879)年には戸長、明治22(1889)年の町村制施行により初代須坂町長に就任しました。途中4年間を除いて明治44(1911)年まで30年近く町政の要職を担い、今日の須坂市政の基盤を築きました:lalala:

中澤吉四郎家文書は2649点を数え、行政に関する記録のほか、家業や親類などの書簡が残されています。特に行政文書は、父、吉右衛門の町役人関係史料111点を加えると1485点にのぼります:p

明治22(1889)年、戸長役場が火災になり、多くの行政文書が焼失しましたが、焼け残ったこれらの文書は、須坂の江戸時代末期から明治時代にかけての近代化過程を研究するうえで欠かすことのできない貴重な文献史料です|-|

文書目録は、『須坂市域の史料目録第1集』に掲載しています。
※文書の内容の一部は、広報すざか平成22年5月号から平成23年1月号までの「市誌編さん室の窓」に掲載されています。

中澤吉四郎家文書
(中澤吉四郎家文書)

コメント:

この投稿への コメント はまだありません...

コメントを残す:

頂いたメールアドレスはこのサイトに表示されません
頂いたURLは表示されます。
コメントは承認されるまで表示されません。
オプション:
 
(改行が自動で <br /> になります)
(名前、メールアドレス、URLを cookie に記憶させます)

須坂市の文化財

検索

カテゴリ


リンクブログ

須坂のリンク

いろいろ

このブログの配信 XML

須坂市公認ポータルサイト・いけいけすざか