10月10日(日)、上八町の霧原大元神社の建御柱と祭礼行事が行われました。霧原大元神社は、諏訪の御柱にならい4本の御柱を建て、色とりどりの旗やお供物、御神馬(本当の馬でした!!)も加わる盛大なものでした。
区長のあいさつで御柱行事が始まります。350名もの氏子たちの名前を一人づつ読み上げてそれぞれの役割を紹介します。
神官にさしかけた赤い傘、写真の向こうは四つの柱の守り神である
四神(青龍・朱雀・白虎・玄武)の旗
ご神馬も準備完了
曳行の先々で、木遣りが響きます
須坂市指定文化財「赤熊」も振られます
道を埋める踊りの列、とてもきれいでした
御柱を曳く子どもたち
御柱の曳行の道筋では、それぞれの家で接待が行われていました
御柱の年だけ立てられる門灯籠
ゆっくりと立ち上がった一の柱
御柱の年だけに奉納される獅子狂言「葛の葉子別れ」
人間に化身した白狐が、子どもと別れる場面では、しみじみと
胸を打たれます。また、獅子が筆を口に加えて字を書く場面は
見どころであると同時に高度が技術を要する貴重な民俗文化財
です。
上八町の御柱は、明治41霧原大元神社が郷社に昇格し、その
年が諏訪の御柱の年であることから行事が始まったとされています。
明治以来の伝統を引継ぎ、御柱の行列もご神体や供物、雅楽を奏でる
楽人(笙とひちりき)も加わるという伝統色豊かな行事でした。
祭礼そのものも価値の高いものと思いますが、長い年月を行事を
続けてきた地域の力を強く感じました。
生涯学習スポーツ課 文化財係
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