カテゴリ: 展示

2015/12/18

20周年記念 きものモダニズム展 in 東京 泉屋博古館分館

2015年9月26日(土)~12月6日(日)の会期で、須坂クラシック美術館所蔵の着物約100点を東京・六本木の泉屋博古館分館で展示する特別展「きものモダニズム」が開催されました。おかげさまをもちまして、無事会期を終了することができました。
会期中には、前期後期をあわせて1万3041名もの方々にご来場いただき、厚く御礼申し上げます。


最寄の六本木一丁目駅の出口に大きくポスターが!

展覧会の記録をこちらでご紹介いたします。


前期展示より


会期中には、監修者の長崎巌共立女子大学教授のトークがあり、大盛況となりました。
期間をとおして、着物姿の方が多いのも印象的でした。

後期展示より


クラシック美術館学芸員もギャラリートークをさせていただきました。
多くのお客様にお集まりいただき、反響の大きさに驚くほど
岡信孝先生も駆けつけてくださり、コレクションの経緯などお話をきくことができました。


また、特別協力いただいた国立文化財機構東京文化財研究所の菊池理予研究員と秩父・新啓織物の新井教央さんとの対談、ロビーで行われた「大正ロマン コンサート」など、充実したイベントが行われました。

展覧会にあわせて発刊された図録『きものモダニズム』は、好評につき東京では品切れとなりまして、お客様方には大変ご迷惑をおかけしました。須坂クラシック美術館での在庫も残りわずかとなっております。
(通信販売等については、まことに恐れ入りますが、須坂クラシック美術館026-246-6474まで、お電話でお問い合わせいただけますようお願い申し上げます。)

須坂クラシック美術館20周年を記念して、東京の地で多くの方々に当館所蔵品をご覧いただく機会が出来ましたこと、
これまでご支援ご協力いただきました多くの皆様に心より感謝申し上げます。

2015/09/20

きものイヤー特別展「小袖‐江戸女性のファッション‐」開催中

当館開館20周年記念として、今年度は一年を「きものイヤー」として、4つの着物展に取り組んでいます。
現在開催中の「小袖‐江戸女性のファッション‐」は、中でも特別展です。

当館で収蔵する着物は、大正末期から昭和期のものが中心なので、江戸時代のものを展示する機会は大変貴重です。
今回は、当館で収蔵する「着物」の原形である「小袖」をぜひご覧いただく機会をつくりたいと考え、きもの文化の伝承と文化財保存を目的として、個人の方が収集したコレクションを出品協力いただき、実現した展覧会です。

「小袖」とは、袖の大きさに関係なく、小さな袖口をもった衣服の総称で、現在の着物の原形です。
平安時代に、その形が出来上がり、当時の支配階層であった公家の装束の表着「大袖」に対して、「小袖」が存在しました。
公家は、大袖の下着に絹製の小袖を着用し、庶民や武家(庶民から身を立てた)は、麻製の小袖を下着や表着として用いました。

鎌倉時代以降、社会の支配階層が公家から武家へと移り、桃山時代には経済力をもった町人が現れます。そんな社会状況を背景として、庶民や武家が着用していた小袖が絹製となり、服飾の中心に移り変わり、華やかな加飾技法が発達していきました。

江戸時代の封建社会の中で、桃山時代にはほとんど違いのなかった男女間の衣服の違いが生じました。
「表」の世界にいる男性は自由な衣服選択がほとんど許されず、一方「奥」の世界とされる女性には、社会秩序を乱さない限り、比較的自由がありました。
そのため、身分・階層の違いによる好みや美意識が小袖に反映されて、時代による様式の変遷や流行現象が現れ、小袖のファッションが華開いていったのです。

また、『小袖雛形本』という出版物が刊行されていました。
これは、小袖模様が多数収録された、当時のファッションブックといえます。
見て楽しむだけでなく、小袖の注文にも使われていました。
本展では、小袖とあわせて雛形本を展示しています。
当時の女性たちが、見て楽しんでいたかと思うと、心ときめかせた気持ちが手に取るように分かる気がします。
江戸時代に、このような多彩なファッションが繰り広げられていたということに、間近に触れて、改めて驚きを覚えました。

ぜひ、江戸女性のファッションの世界をお楽しみください。

2014/10/13

秋の大虫干し会開催しました

2014年は10月11日、12日に秋の大虫干し会を開催しました。
多くのお客様のご来館ありがとうございました!

お天気に恵まれて、無事虫干しをいたしました。
何度見ても、鮮やかな光景です。

一日目

二日目は違う着物を虫干しします。

こんな素敵なお客様もお見えになりました:D

デンマークからの留学生とホストファミリーの皆さんです。
その場で着物を簡単着付け!して、日本文化を体験していただくことができました:D

次回は春、5月2日、3日頃に開催を予定しております。
お楽しみに。

2014/09/27

全文へのリンク 11:20:58, カテゴリ: 須坂クラシック美術館, 展示

須坂の華やぎ きもの展 開催中です

9月26日から、「須坂の華やぎ きもの展」が始まりました。

今回は、かつて須坂の人々が実際に着用した着物を紹介しています。
というのも、須坂市内の方や須坂出身の方の縁者の方からの寄贈品、あわせて市内の方からご出品いただいた着物たちなのです。

ご協力いただいた皆さまのおかげで、婚礼衣装はじめ、親しみある銘仙着物、男物女物の羽織、須坂でかつて織られていた須坂紬、芸妓さんの衣装までいろいろな須坂ゆかりの着物を展示することができました。
時代の一部をきりとったような着物。
地域の人が生きてきた身近な歴史や文化が感じられます。

婚礼衣装

刺繍が繊細です。

二枚重ねで着る着物

今では見られないものですね

今後もご紹介していきます。

2014/08/15

終戦の日に ー開催中の展示から戦争柄の着物ー

今年も8月15日、終戦記念日がやってきました。

クラシック美術館では、現在「着物で”時代”を見てみよう-昭和のきものたち-」という企画展の中で、
戦争柄の着物を展示しています。


男物の長襦袢
昔から男物の長襦袢には、珍しい柄や奇をてらったような柄を用いることが、外から見えない部分のお洒落のひとつでありました。
中には時事的な柄もあり、そのようなものの一つとして戦争柄も存在しました。


落下傘模様の銘仙
国産品の絹を用い、実用性の高い着物(比較的安価、普段着扱い、商品にならない繭や繊維の有効利用となるなど)であった銘仙は、戦時中の「質実剛健」の気風に合うともいわれ、統制がおよぶのが比較的遅かったそうです。
親しみある華やかなイメージの大きい銘仙も、戦争の時代にのみこまれた歴史をもっています。
忘れてはならないことだと思いました。


子どもも着物にも戦争柄があります。
戦艦やかわいらしく描かれた動物や兵隊さんが染められています。
現代では考えられないような柄、当時はどのようなものだったのでしょうか。
男の子の着物には、立身出世を願うものも多く、そんな意味合いや、モチーフとして「かっこいいもの」という意味があったかもしれません。

当時の人々の本当の気持ちは、今の私たちにとって想像することしかできませんが、暮らしの中に溶け込んでいた戦争のこと、関心を持ち、考え続けていきたいと思います。

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