昨日、例年行なわれている松の "雪吊り"が行なわれました。
樹木の幹附近に柱を立て、柱の先端から各枝に放射状に縄を
張り、雪で枝が折れるのを防ぐ為に行なわれるものです。
最近は暖冬で効果は ? ですが、春先に湿った重い雪が降る事が
あるので毎年行なっております。(赤松 2、五葉松 1、キャラ 1)
雪吊りの代表的手法で "りんご吊り" と言う。
明治以降 西洋りんごの栽培が日本ではじまり、りんごの実の重さ
から枝を守る為に行なった技法に由来するのだそうです。
今年は最初から完成まで拝見しました。手順は
①吊り縄を芯柱に合わせ長めに用意し、芯柱に取り付ける。
(吊り縄が絡まないように振分けておく)
②芯柱をまっすぐに立て、幹に固定する。
③吊り縄が交差しないように 枝毎に配る。
(均等に配ることで仕上がりが美しくなる)
④吊り縄が枝に触れないように 枝の間を通し 枝に縛る。・・・完成
上の写真をクリックすると拡大写真がみれます。 |
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金沢市の兼六園の雪吊りが有名で 園内随一の枝ぶりを誇る唐崎松は五本の芯柱と 約800本の縄で枝を吊る (大きさと美しさで有名) |
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