投稿の詳細: 南部地域の歴史散策 (小山町-1) 十王堂

2009/08/08

全文へのリンク 07:00:00, カテゴリ: 歴史散策

南部地域の歴史散策 (小山町-1) 十王堂

須坂市南部地域 (境沢・八幡・屋部・小山・北原・南原・坂田の七町区)の
区長・分館長・公民館長でつくる "南部地域づくり推進委員会"が作成した
「イラストマップ ふるさとスケッチ歴史散策」(平成9年) 「あなたといっしょ
なんぶのみち」(平成11年)を基に 南部の史跡を紹介しております。
南原町編・境沢町編・八幡町編・屋部町編が終わり、今回より 小山町編。
小山町 第一回、十王堂 を紹介いたします。
十王堂は、安政三年 (1856)小山町曹洞宗興国寺の末庵として
再建された。創立年代は不詳。 明治十六年の廃仏毀釈によって
無住となり、十王様は昌福寺に寄託されましたが、平成十年の
修理後この堂に安置されています。  


小山町の
歴史散策
案内地図


第一回 十王堂

   画像をクリックすると拡大写真となります。

十 王 像 と 菩 薩
 しん こう おう
『秦江王』
初七日に善悪正邪を司る。
十王は冥界で死者を裁く 10人の王。
初七日に現れる不動明王の冥土での慈悲の相。
 しょ こう おう
『初江王』
二七日に善悪正邪を司る。
釈迦如来は仏の世界に、初江王となって現われる。
怒相。南北朝時代に一般化された。
 そう てい おう
『宋帝王』
三七日に善悪正邪を司る。
冥土での、文殊菩薩の化身。死後 37日を司る。
智識を以て前生を裁く。菩提円満の姿。
 ご  かん おう
『五官王』
四七日に善悪正邪を司る。
宋帝王の「智」に対して、「理」を司る普賢菩薩の化身。
五刑の刑罰を行なう理知の相。
 ゐん ま  おう
『閻魔王』
五七日に善悪正邪を司る。
この王のみ中国道教の影響を受けず。平等に裁く、
地蔵菩薩の苦楽二相の表情を表す。
 へん せい おう
『変成王』
六七日に善悪正邪を司る。
弥勒菩薩が 67日を受け持つ。温容な表情で、
煩悩を断じ、心法を植え付ける。
  たい せん おう
『太山王』
七七日に善悪正邪を司る。
閻魔王の太子。人の善悪を記録する役目の為、
この種の像は、筆を持つ。薬師如来。
  びょう どう おう
『平等王』
百日に善悪正邪を司る。
観音菩薩の化身の為、亡者を平等に解脱する。、
慈悲円満な優しいお顔立ち。
 と  しつ おう
『都市王』
一周忌に善悪正邪を司る。
勢至菩薩が一周忌を担当する。三途を離れ、
涅槃に至る過程を担当し、司る。
 ご  どう てん りん おう
『五道転輪王』
三回忌に善悪正邪を司る。
壽命無量にして、三世に移転する阿弥陀如来の仮姿。
最後の裁きにて「果」の表情。
 じ ぞう  ぼ  さつ
地蔵菩薩

七番目の太山王の兄、閻魔大王の本当の姿。
大地の恵みを象徴し現世利益の一端もある。

 だつ え  ば
奪衣婆

閻魔大王の妹。三途の川で人の衣をはぎ、
木の懸衣翁に渡すという鬼女。


   小山町 第二回は、
    
庚申塔(上組)
     

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